ののこ飯

生活習慣病の予防にも有効な健康食
ののこ飯
40
252
1.5
1個分

材料

(8個分)
1カップ
油揚げ4枚
鶏肉50g
干ししいたけ2個
にんじん20g
ごぼう10cm
糸こんにゃく50g
A砂糖、みりん、酒各大さじ1と1/2
しょう油大さじ2と1/2
少々
昆布だし3カップ

効能

体力強化、コレステロール低下、脂質異常、動脈硬化

作り方

① 米は研ぎ、ザルにあげ水気をきる。
② 油揚げは熱湯でさっと茹でて油抜きし、半分に切って袋状に開き水気を絞る。
③ 鶏肉は5mm角に切る。
④ 干ししいたけは水で戻し、石づきと軸を取り、かさと軸を細切りにする。
⑤ にんじんは皮をこそげ、細切りにする。
⑥ ごぼうは皮をこそげ、短めの細いささがきにし水に放す。
⑦ 糸こんにゃくは熱湯でさっと茹で、2cm長さに切る。
⑧ ボウルに米、鶏肉、しいたけ、にんじん、ごぼう、糸こんにゃくを入れて混ぜ合わせる。
⑨ 油揚げに⑧を詰め、口を爪楊枝で縫うように止める。あるいはかんぴょうで縛る。
⑩ 鍋に出汁を取った昆布を敷き、⑨の油揚げを重ならないように並べ、Aを注ぎ入れる。
⑪ 火にかけ、煮立ったら中火よりも弱めにし、汁気がなくなるまで煮る(目安は約20分)。

解説

ののこ飯は鳥取県米子市の郷土料理です。油揚げに米と具を混ぜて詰めたものを調味しただし汁で炊く料理で、その昔、農家や漁師のお弁当として食べられていました。炊き上がった油揚げが、綿入れの「布子(ぬのこ)」に似ていることから、「ぬのこ」がなまって「ののこ」になったのが、名の由来といわれています。三角に切った油揚げで炊き上げたものは、出来上がりの姿が大山(だいせん)の姿に似ていることから、「いただき」とも呼ばれています。

コメント

油揚げは豆腐を薄く切って油で揚げたもので、主成分はアミノ酸組成に優れたたんぱく質と脂質で、豆腐同様にビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、レシチン、サポニンなどを含有しています。米と一緒にビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な食材と一緒に取ると、栄養バランスに優れた健康食になります。鶏肉の不飽和脂肪酸や野菜やこんにゃくの食物繊維が血中コレステロール値低下に働き、脂質異常や動脈硬化の予防に有効。高い抗酸化力が、生活習慣病を予防します。
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