山形だし

夏の体を冷やし、食欲増進に働く
山形だし
10
15
0.9
1人分

材料

(4人分)
なす1個
きゅうり1本
土しょうが1片
青じそ5~6枚
みょうが2個
ねぎ10cm
しょう油適量

効能

食欲増進、体力強化

作り方

① なすは5mmくらいのサイコロ状に切り、水に放す。
② きゅうりは5mmくらいのサイコロ状に切り、塩少々を振る。
③ 土しょうがはみじん切り。
④ 青じそは細切り。
⑤ みょうがとねぎは細かく刻む。
⑥ 器に具を混ぜ合わせ、冷蔵庫でよく冷やす。
⑦ いただく直前にしょう油をかける。温かいごはんや豆腐の上にのせていただく。

解説

夏野菜や香味野菜を細かく切り、よく冷やしてからしょう油に馴染ませて作る「だし」は、山形県の夏の郷土料理です。忙しい農繁期の火を使わないスピード料理であり、食欲の落ちる夏場の食欲増進料理。山形県では毎日食べても飽きないといわれ、ごはんにかけたり、豆腐、そばやそうめんの薬味などに使われ、夏の食卓に欠かせない一品です。地域や家庭によって様々なバリエーションがありますが、よく冷やして清涼感を楽しむ夏ならではの一品です。

コメント

なす、きゅうり、青じそ、みょうがといった夏野菜で作るだしは水分含有が高く、夏のほてった体を冷やす働きに優れた郷土料理です。なすの皮に含まれるナスニンは細胞膜の酸化を防ぎ、きゅうりに含まれるイソクエルシトリンはむくみを取る作用に優れ、しその抗菌作用が食中毒予防に働きます。ごはんやそうめんなどの炭水化物と一緒に取ると、食欲の落ちた夏の体力を強化する優れた食べ合わせになります。
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