羊肉の日

2004年(平成16年)、北海道のジンギスカン食普及拡大促進協議会が、「羊(よう)=4」「肉(にく)=2と9」の語呂合わせで制定しました。日本ではまだまだ羊肉の需要は低いのですが、昨今の研究により脂肪を燃焼させる「カルニチン」というアミノ酸の一種が豊富に含まれていることが解明され、ダイエット肉として脚光を浴びています。体を温める食材で、鉄などを多く含んでいることから「女性の肉」とも呼ばれています。

羊肉とグレープフルーツのカレー

羊肉とグレープフルーツのカレー
羊肉はアミノ酸バランスに優れた良質なたんぱく質を持ち、脂肪分は少なく、鉄分を豊富に含んでいるため「女性の肉」と呼ばれています。カルニチンというアミノ酸の一種の成分が脂肪燃焼に働くため、ダイエットに有効です。抗酸化力の高いにんにく・しょうが・カレー粉が、細胞の酸化を防いで免疫力を向上させ、ビタミンCが豊富なグレープフルーツがプラスされることで鉄分の吸収が高まり、貧血予防に有効です。

羊肉の味噌焼き

羊肉の味噌焼き
ラム肉は生後1年未満の仔羊の肉で、やわらかく消化がよく、ビタミンB群や鉄分・亜鉛などのミネラル類を豊富に含んでいます。ビタミンB群は肥満や皮膚炎予防に有効に働き、鉄やビタミンB12が貧血を予防して増血に働きます。抗酸化力の高いワインと味噌をプラスすることで、細胞の酸化が予防され、老化防止が期待できます。

ラムの肉じゃが練り味噌添え

ラムの肉じゃが練り味噌添え
ラムは生後1年未満の子羊の肉で、アミノ酸バランスに優れたたんぱく質を持ち、消化のよいのが特徴です。増血作用のある鉄や疲労回復に働くビタミンB1を豊富に含んでおり、気力を充実させて血を補う働きにも優れています。ラム肉・たまねぎ・じゃがいもを一緒に取ると、たまねぎとじゃがいもの食物繊維やカリウムが余分な脂質のコントロールに働くため、栄養価の高いヘルシーな食べ合わせになります。抗酸化力の高い味噌を添えてどうぞ。

タンドリーラム肉のポン酢添え

タンドリーラム肉のポン酢添え
血を補い、体を温めて冷えを予防するラム肉は「女性の肉」とも呼ばれています。特有の臭いは脂肪部分に含まれているのでよく取り除き、ヨーグルトや香辛料に漬けておくと臭いが吸収され、さらに肉がやわらかくなり食べやすくなります。ヨーグルト・カレー粉・にんにく・しょうがで抗酸化力を高め、ポン酢醤油が食欲増進に働きます。体を温めるヘルシーなダイエット食としておススメです。