稲荷の日

毎月17日は「1と7=いなり」の語呂合わせで、稲荷鮨の日です。稲荷鮨とは甘辛く煮付けた油揚げにすし飯を詰めたもの。油揚げが稲荷の神の使いとされるキツネの大好物であることからこの名前で呼ばれています。油揚げは豆腐を薄く切って油で揚げたもので、老化防止やコレステロール低下などの効果に優れている食品です。関東では油揚げを横2つに切って四角い形に、関西では対角線に切って三角形に作るのが定番になっています。

鶏ひき肉のいなりずし

鶏ひき肉のいなりずし
油揚げはアミノ酸バランスに優れたたんぱく質と脂質を含んでおり、鶏肉と一緒に取ると体力が強化される食べ合わせになります。油揚げには不飽和脂肪酸のリノール酸やビタミンEが多いため、ごまをプラスすると、コレステロール低下や老化防止に働きます。せりでカロテンとビタミンCを補います。

わさび醤油漬けとくるみのいなり寿司

わさび醤油漬けとくるみのいなり寿司
油揚げは薄く切った豆腐を油で揚げた食品で、豆腐に比べてたんぱく質や、揚げ油の植物油に含まれるビタミンEを多く含んでいます。くるみは良質な脂質やたんぱく質、ビタミンEを豊富に含んでいる種実です。わさびと一緒に取ると、辛み成分が持つ抗酸化力や脳細胞の活性化、香り成分の持つ血液サラサラ作用などにより、免疫力や健脳作用が高まり、動脈硬化予防に優れた食べ合わせになります。

アチャール入りドライカレーのいなりずし

アチャール入りドライカレーのいなりずし
カレー粉はさまざまなスパイスで作られる香辛料で、発汗・健胃・抗酸化作用に優れ、同時に高い殺菌作用を持ち、食べ物の腐敗防止に有効に働きます。黄色い色はターメリックで、豊富に含まれるクルクミンが肝機能を強化します。麹菌で発酵して作る酢には有機酸が豊富に含まれ、体の代謝機能を高めて疲労回復や生活習慣病に働くため、カレー粉と酢を一緒に取ると、食欲増進、血中コレステロール値低下、疲労回復などに優れた食べ合わせになります。豚肉のビタミンB1が疲労回復効果をさらに高めます。