発芽野菜の日

毎月20日は「はつか=発芽」の語呂合わせで、発芽野菜(スプラウト)の日です。発芽野菜とは種子・豆・米などを発芽させ、発芽後3~10日に収穫する野菜の総称です。スプラウト(新芽・若枝)とも呼ばれ、その栄養価の高さから近年人気のある野菜です。特にブロッコリースプラウトは成熟したブロッコリーよりも、発がん物質を無毒化する「スルフォラファン」が20~50倍も含まれているといわれています(アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレー博士が1994年に発見)。

ブロッコリースプラウトの海苔酢

ブロッコリースプラウトの海苔酢
ブロッコリースプラウトには、体内に備わっている解毒酵素を活性化させて発がん物質の働きを抑える働きを持つ「スルフォラファン」という物質が、ブロッコリーよりも多く含まれています。海苔、たまねぎ、ホールコーンと食べ合わせると、シミやそばかすなどの予防、便秘予防に優れた効果を発揮します。カロテンやビタミンCもタップリ取れます。

ブロッコリースプラウトとごまの焼きおにぎり

ブロッコリースプラウトとごまの焼きおにぎり
スプラウトとは「発芽直後の植物の新芽」で、種子の状態では存在しなかった各種栄養成分が生成され、栄養価や効能に優れた食品です。特にブロッコリースプラウトは抗がん作用に働くスルフォラファンの含有が高く、ごまや味噌と一緒に取ると免疫力が強化され抗がん作用が高まる食べ合わせになります。

ウナギと夏野菜の生春巻き

ウナギと夏野菜の生春巻き
ウナギは良質なたんぱく質と脂質を持ち、ビタミンE、ビタミンA、コラーゲン、コエンザイムQ10などの栄養素を豊富に含んでいます。特にビタミンEは紫外線による活性酸素をおとなしい酸素に戻す働きを持っています。ウナギとビタミンCが豊富なトマトやブロッコリースプラウトの食べ合わせは、ビタミンEやコラーゲンの生成を高め、活性酸素を除去し、紫外線から肌を守りシミやシワの予防に働きます。

大豆・トマト・豆苗の牛肉スープ

大豆・トマト・豆苗の牛肉スープ
大豆・トマト・枝豆・豆苗で作るスープは、豊富な食物繊維が小腸の中で糖質の吸収を遅らせて血糖値上昇を抑え、マグネシウムがインスリンの機能上昇に働くため、糖尿病の予防に有効な食べ合わせです。β-カロテンやビタミンCが豊富なトマトや豆苗は粘膜強化や美肌効果にも優れ、牛肉の栄養素が体力を強化し、にんにくの抗酸化力が免疫力強化に働きます。豆苗はえんどう豆の新芽で、食物繊維・ビタミン・ミネラルをバランスよく含んでいるスプラウトです。