ワインの日

フランス語で「ヴァン」は「20」と「ワイン」の呼び名であることから、1994年(平成6)に日本ソムリエ協会が制定しました。90年代初め、動物性脂肪を多くとるフランス人に心臓病が少ないという「フレンチ・パラドックス」で、赤ワインの効能は一躍有名になりました。

さつまいもとにんじんのワイン煮

さつまいもとにんじんのワイン煮
ワインに含まれるポリフェノールは動脈硬化を予防し、血流をよくするなどの働きを持っています。ポリフェノールはぶどうの皮や種子に多く含まれているため、赤ワインの方がより効果的。赤ワインと一緒にさつまいもとにんじんを取ると、ポリフェノールとβ-カロテンの働きで、がん予防効果の高い食べ合わせになります。

アジと根菜のワイン煮

アジと根菜のワイン煮
赤ワインのポリフェノール、アジの不飽和脂肪酸のEPAやDHA、ごぼうのリグニン、れんこんのタンニンが細胞の酸化を予防して免疫力の強化に働きます。豊富な食物繊維がコレステロールや老廃物を体外に排出し、便秘や生活習慣病を予防。良質なたんぱく質や脂質がダイエット食にも有効です。

プルーンとさつまいものワイン煮

プルーンとさつまいものワイン煮
プルーンとさつまいもはともに食物繊維を豊富に含み、腸の働きを整えて便秘を解消し、コレステロール低下に働きます。カリウムも豊富に含まれており、体内の塩分を調整し、高血圧症の予防にも有効です。プルーンの鉄分が貧血予防に働くので、貧血気味の女性にはおススメの一品です。ビタミンやミネラルを豊富に含むプルーンは別名「ミラクル・フルーツ」とも呼ばれています。

赤ワインとオレンジのホットカクテル

赤ワインとオレンジのホットカクテル
体の芯から温まるホットワインは、中世ヨーロッパで流行した飲み方で、風邪気味の時におススメのカクテルです。赤ワインは抗酸化力の高いポリフェノールを豊富に含み、オレンジと一緒に取ると細胞の抗酸化力が高まります。熱湯を加えず赤ワインを直接温めて飲む場合は、ワインの量を増やしてください。

白ワインとドライクランベリーのサイダーカクテル

白ワインとドライクランベリーのサイダーカクテル
クランベリーはツツジ科スノキ属のフルーツで、高いファイトケミカルから積極的に取るべき食品とされ、特に尿感染症への効能が期待されています。高い抗酸化力を持つポリフェノールとビタミン類を含み、カリウムや殺菌作用の高い白ワインと一緒に取ると、細胞の酸化予防効果がさらに高まるカクテルになります。

サンマの白ワインマリネ

サンマの白ワインマリネ
EPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含むサンマ・オレイン酸が豊富なオリーブ・にんじんのβ―カロテン・たまねぎの硫化アリルは、血中コレステロールを下げて血栓を予防し、血管を強化して脳梗塞予防に働く最強の食べ合わせです。酢のクエン酸が強力な抗酸化力を発揮し、血液サラサラに働きます。

サバのワインレモン煮

サバのワインレモン煮
サバは消化吸収に優れ、良質なたんぱく質と脂質、ビタミンB群やDを豊富に含んでいる栄養魚です。たまねぎやレモンと一緒に取ると、たまねぎの硫化アリルとレモンのクエン酸の血圧を降下する働きがプラスされるため、高血圧予防に優れた食べ合わせになります。白ワインの抗酸化力がサバのたんぱく質と一緒に、動脈硬化の予防に有効に働きます。