チーズの日

日本の歴史で初めてチーズが製造されたのは、700年(文武天皇4年)10月。現在のチーズに近い「酥(そ)」が製造されたと文献に記録されています。この記録に因み、1992年(平成4年)、日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が記念日として制定しました。11月11日とした理由は旧暦の10月を新暦の11月に置き換えたためで、さらに覚えやすいようにと11日としたためです。チーズは牛・山羊・羊などの乳を乳酸菌と酵素で発酵・熟成させた食品で、高い栄養価を持っています。日本人に不足しがちなカルシウムの優れた供給源となるため、積極的に取り入れたい食品です。

クリームチーズとツナのカナッペ

クリームチーズとツナのカナッペ
チーズのたんぱく質はアミノ酸組成に優れ、ビタミンAは皮膚や粘膜を強化して眼に栄養を与えます。ツナのEPA(イコサペンタエン酸)とにんにくの硫化アリルが血液をサラサラにして高血圧や脂質異常の予防に働きます。チーズに豊富に含まれるカルシウムが骨粗鬆症を予防し、良質なたんぱく質が内臓・筋肉・血液などの体のもとを作ります。

チーズの2色じゃがいものお焼き

チーズの2色じゃがいものお焼き
チーズとじゃがいもは、チーズのビタミンAとじゃがいものビタミンCを取ることができるため、美肌作りに有効な食べ合わせです。チーズのビタミンB2が体内の過酸化脂質をできにくくして動脈硬化の予防に働き、肌荒予防に働きます。パセリやにんじんをプラスすることでβ-カロテンとビタミンCがプラスされ、抗酸化力が高められて、より一層の美肌効果が期待できます。

つくしのチーズ焼きマフィン

つくしのチーズ焼きマフィン
つくしと鶏ササミ肉の食べ合わせは高たんぱくで低脂肪、ヘルシーなダイエット食です。マヨネーズとチーズの良質なたんぱく質やカルシウム、パセリとパプリカのビタミンCやカロテンを一緒に取ることで、栄養バランスに優れた免疫力が強化される食べ合わせになります。骨粗鬆症予防や精神安定、美肌効果も期待できる食べ合わせです。

ちくわとチーズの青海苔炒め

ちくわとチーズの青海苔炒め
ちくわとチーズは、ともにたんぱく質を豊富に含有している食品です。チーズに含まれるアミノ酸の一種であるメチオニンは肝臓をアルコールから守る働きに優れ、たんぱく質が肝臓の修復に働きます。ちくわは魚を原料にして作られる練り製品でたんぱく質や脂質を含んでいます。青海苔はミネラルやビタミンの宝庫、一度に摂取する量は少量でも貴重な供給源となります。

ゆず巻きサンマのチーズ焼き

ゆず巻きサンマのチーズ焼き
サンマのたんぱく質はアミノ酸スコアに優れ、脂質は多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)。悪性貧血に有効なビタミンB12の含有量が高く、ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいる滋養強壮に優れた魚です。パルメザンチーズはイタリア・パルマ地方の超硬質なチーズ。熟成期間が長く、水分含有量が少ないためすりおろして粉チーズにしたり、薄くスライスしたりして食される保存性の高い完全食品です。ゆずとチーズはカルシウム補給に優れた食べ合わせで、サンマが加わることで滋養強壮の高い一品になります。

バナナと黒豆のカッテージチーズ和え

バナナと黒豆のカッテージチーズ和え
バナナとカッテージチーズには、催眠や精神安定に有効なセロトニンの原料となるトリプトファンが豊富に含まれています。黒豆はマグネシウムやビタミンB6などセロトニンを作る時に欠かせない栄養成分を含有し、ビタミンB1はイライラや疲労感予防に働くため、バナナ・黒豆・カッテージチーズは精神安定に優れた食べ合わせになります。カルシウム含有の高いカッテージチーズが骨の強化に働き、落花生がトリプトファンをさらに増やします。

カツオとチーズの生春巻き

カツオとチーズの生春巻き
ビタミンB1を含むカツオとビタミンB2を含むプロセスチーズは、疲れやすい体を元気にしてくれる食材です。青じそや白髪ねぎの硫化アリルがビタミンB群の吸収を高め、疲労回復力が高まります。米粉が主原料のライスペーパーは、ビタミンB群やクエン酸の働きで有効なエネルギーに変換され、体力を強化して疲労回復力をさらに高めます。梅干のクエン酸が食欲増進に働きます。