乾燥そら豆で作るしょい豆は香川県の郷土料理です。雨が少なく乾田が多い香川県では裏作でのそら豆栽培が盛んで、このそら豆を使って作るしょう油漬けは、家庭ごとに好みの味で作られ、行事や日常のおかず・酒の肴などに欠かせない料理です。お年寄りが札所巡りのお遍路さんにとそら豆を煎っていた時、はじけたそら豆が傍に置いてあったしょう油鉢に飛び込んだことがしょい豆の由来といわれ、四国霊場八十八ヵ所巡りと深い係わりを持つ郷土料理です。この郷土料理の消費拡大を目指して、県しょうゆ豆協議会では8日を「しょうゆ豆の日」と制定しています。