イリコ飯

栄養バランスに優れた健康食
イリコ飯
70
343
2.8
1人分

材料

(4人分)
2カップ
イリコ15~20g
油揚げ1/4枚
にんじん30g
大根80g
さといも80g
こんにゃく1/5枚
しょう油20CC
小さじ1/2弱

効能

動脈硬化、コレステロール低下、骨粗鬆症、体力強化

作り方

① 米はよく研ぐ。
② イリコは頭と内臓を取り、身は大きいものは二つに割る。頭は水に漬けてだしを取る。
③ 油揚げは熱湯を回しかけ、細切りにする。
④ にんじん、大根、こんにゃくは短冊切りにする。
⑤ さといもは皮をむき、半月切りにする。
⑥ 炊飯器に米、②のイリコだし、水を入れて分量の目盛りにし、野菜・イリコの身・Aを加えて炊く。

解説

イリコで作る炊き込みご飯「イリコ飯」は、香川県の郷土料理です。西讃、東讃とも瀬戸内海沿岸を中心にほぼ全域で作られ、イリコ漁の盛んな三豊地区では今尚日常的に作られています。イリコと一緒に入れる野菜には旬のものが使われ、年間を通してバリエーション豊かなイリコ飯が登場します。イリコはカタクチイワシの煮干のことで、大きさによって「大羽(おおば)」「中羽(ちゅうば)」「小羽(こば)」に分類され、体が「へ」の字に曲がったものが新鮮だといわれています。

コメント

イリコと呼ばれるカタクチイワシはカタクチイワシ科の海水魚で、全長15cmと小型で、背部の黒色が濃く、口が大きく下あごが短い魚です。EPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった私たちの体内で作ることのできない多価不飽和脂肪酸を豊富に含み、動脈硬化や脂質異常などの生活習慣病予防に優れた効果を発揮します。カルシウム吸収率を高めるビタミンDの含有率も高く、骨や歯を強化して精神安定に働きます。野菜を入れた炊き込みご飯にすると、糖質やミネラルが豊富な栄養バランスに優れた健康食になります。

●「イリコ」
イリコは雑魚を煎って干したもので、「いり干し」「だしこ」などとも呼ばれて、煮干しのことをいう場合もあります。佃煮やだし用に用いられ、一般にカタクチイワシの幼魚が使われ、大きさによって「大羽(おおば)」「中羽(ちゅうば)」「小羽(こば)」に分類されています。全体に青みがかかって光沢があり、乾燥がしっかりしていて、頭が取れたり腹が破れておらず、体が「へ」の字に曲がったものが新鮮だといわれています。含有されている脂質は多価不飽和脂肪酸のEPAやDHAで、血中コレステロールを下げ、血液をサラサラにして血管をキレイにする働きに優れています。
イリコ飯
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