なすと豚肉のにんにく味噌はさみ焼き

なすは約95%が水分で、紫色の皮は抗酸化作用を持つナスニンという色素です。味噌にはリノール酸やサポニン・レシチンなどが豊富に含まれ、なすと一緒に取ると、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に有効な食べ合せになります。豚肉のビタミンB1には疲れを防ぐ働きがあり、体や脳を若々しく保ちます。にんにくやねぎの硫化アリルがその働きをさらに高め、豚肉のビタミンAとオリーブ油のビタミンEが美肌効果にはたらきます。味噌は適度に焼くと、すい臓の機能を高め、血糖コントロールが安定するといわれています。

味噌卵ごはん

卵と味噌は、老化を防止しバランスの取れた健康体を作る食べ合わせです。卵はアミノ酸バランスに優れたたんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルを豊富に含み、アミノ酸は特に米類に少ないメチオニンを多く含んでいるため、米と一緒に取るとアミノ酸バランスがより一層高まる食べ合わせになります。白ごまで良質な脂質、枝豆でビタミンB1やビタミンCを補うことで、コレステロール値低下や脳の活性化、老化防止が期待できます。食物繊維も豊富に含まれているため、生活習慣病の予防にも優れた効果が期待できます。

にんにく入り大豆味噌

にんにくは体や脳の機能を十分に発揮させる成分を豊富に含んでいる食物です。にんにく特有の強い刺激臭は硫化アリルのアリシンで、加熱すると血液をサラサラにして血栓予防に働きます。大豆と味噌に含まれるリノール酸やビタミンE、レシチンはコレステロール値低下に働くため、にんにく・大豆・味噌を一緒に取ると、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防に有効な食べ合せになります。免疫力が強化され、新陳代謝が活発になり、健脳・老化防止にも有効です。

味噌入り卯の花コロッケ

味噌とおから(卯の花)の原料である大豆は、「畑の肉」と呼ばれるように肉や魚に劣らない良質のたんぱく質と脂質を含んでいます。味噌は大豆に麹と塩を加えて発酵熟成させたもの、おからは豆乳を搾り取ったもので、ともに大豆よりも消化吸収に優れています。豚肉と一緒に取ると、味噌やおからに含まれるイソフラボンやレシチンの抗酸化力と、豚肉のビタミンB1の働きで、脳の老化が防止される食べ合わせになります。食物繊維も豊富に含まれており、腸のぜん動運動を促して腸内をキレイにし、血中コレステロール低下に働きます。

納豆・イカ・きくらげの梅肉和え

イカはアミノ酸組成に優れたたんぱく質を含み、糖質や脂質が少ない低カロリー食品です。きくらげはミズナラなどの樹木に生える食用きのこで、特有の歯ざわりを持ち、食物繊維やカルシウム、ビタミンDを豊富に含んでいます。イカ・きくらげ・納豆を一緒に取ると、血中コレステロール低下、骨粗鬆症予防、整腸作用に有効に働く食べ合わせになります。梅の有機酸が加わることで胃腸の働きが高まり、疲労回復にも有効に働きます。

納豆のみどり酢和え

納豆・エビ・トマト・きゅうりを一緒に取ると、血中コレステロールを低下させ、体内の余分なナトリウムを排泄して血圧を正常に保つ食べ合わせになります。低カロリーでビタミンやミネラルが豊富に含まれ、生活習慣病やダイエットにも有効に働きます。納豆のビタミンK2とエビのカルシウムが骨を強化し、トマトの酸味が疲労物質を取り除きます。きゅうりは温性の酢と一緒に取ると冷えを和らげる食材になります。

納豆キムチ白玉

キムチは韓国料理の漬物の総称で、青菜類を低温で熟成させて作る発酵食品です。カルシウムやカリウムなどのミネラルを豊富に含み、辛さのもとのカプサイシンは代謝促進に働きます。白玉粉の原材料のもち米は、うるち米に比べて体を温める作用が強く、胃腸をはじめ消化器系全般を丈夫にする働きに優れています。もち米と納豆を一緒に取ると、納豆の酵素の働きにより、消化吸収が高まり体力が強化する食べ合せになります。キムチと納豆の酵素が血中コレステロールを下げ、血栓予防に働きます。

トマトの納豆チーズ焼き

完熟したトマトはビタミン類の宝庫です。トマトの赤い色素に含まれるリコピンは、βーカロテンの約2倍の抗酸化力を持ち、細胞酸化の予防に強力に働きます。チーズは良質なたんぱく質やカルシウム、ビタミンAやB群を豊富に含み、納豆同様に消化吸収に優れています。トマト、納豆、チーズを一緒に取ると、高血圧が改善され、骨が強化されて骨粗鬆症予防に働く食べ合せになります。美肌効果も期待できる一品です。

イシモチの納豆焼き

イシモチはニベ科の海水魚で、良質なたんぱく質と脂質を持った白身魚です。すり身にすると弾力性が増すため、練り製品の材料に利用されることが多く、加熱するとうまみが増します。納豆と一緒に加熱すると、胃腸が強化され、下痢や便秘予防に有効な食べ合せになります。ダイエットにもおススメの一品です。

はんぺんの卵黄納豆焼き

はんぺんは練り製品の一種で、魚肉のすり身が原料で、やわらかく消化のよい食品です。たんぱく質と脂質が主成分で、納豆や卵黄と一緒に取ると、アミノ酸組成に優れ、エネルギーに溢れた食べ合せになります。生体膜の構成成分である納豆と卵黄のレシチンが、老化や動脈硬化を予防し、脳細胞の活性化に働きます。