クレソンの薄焼き網卵包み
クレソンのビタミン類やミネラル類に、豚肉や卵の動物性たんぱく質とカシューナッツの脂質がプラスされた、栄養バランスに優れた一品です。疲労回復に有効な豚肉のビタミンB1の働きを、にんにくのアリシンが高めます。鉄分や葉酸、ビタミンB12が貧血を予防し、ビタミンCがその効果を高めます。クレソンのビタミンCと食物繊維、卵に足りない栄養素を補います。
クレソンといちごのサラダ
クレソンのβ‐カロテンと、いちごのビタミンCは、粘膜を丈夫にして風邪予防や美肌効果に優れた食べ合わせです。黒豆の植物性たんぱく質と、ドレッシングの脂質が加わることで、美肌効果がさらに高まります。クレソンには葉酸や鉄分が豊富に含まれ、ビタミンCの働きで鉄分の吸収が高まり貧血予防に有効です。クレソンの辛み成分は食欲を増進させる働きがあり、生食だとその効果はさらに高まります。
タラとねぎのスープ煮
良質なたんぱく質やカルシウムを含むタラは、血や肉、丈夫な骨を作ります。タラと干ししいたけに含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を高めるため、骨粗鬆症の予防に有効に働きます。ねぎのヌメリや食物繊維が腸の働きをスムーズにし、辛み成分のアリシンが体を温めます。胃が疲れている時は、ねぎは加熱すると効果的です。
カニあんかけ豆腐花(トウフファー)風
豆腐花は豆乳とにがりで作る中国のデザートです。ここでは絹ごし豆腐で代用し、ポン酢をかけていただきます。カニのタウリンはコレステロールを下げる働きがあり、しいたけのレンチシンと一緒に動脈硬化の予防に有効です。豆腐のサポニンやリノール酸にもコレステロールを下げる働きがあるため、血液をサラサラにして生活習慣病の予防に働きます。
カキとブロッコリーのオリーブマヨネーズ焼き
海のミルクと呼ばれる栄養価の高いカキと、β‐カロテンやビタミンCが豊富なブロッコリーの食べ合わせは、体力を強化して皮膚の粘膜を丈夫にし、風邪の予防や美肌効果に優れた働きをします。ビタミンCはカキのタウリン損失を防いで眼精疲労にも有効。オリーブ油の不飽和脂肪酸とクコの実のβ‐カロテンの抗酸化力が、より一層の細胞酸化を防ぎます。
エビと白きくらげの中華スープ
脂質が少なくヘルシーでダイエットに向くスープです。エビには体を温める働きがあり、同様に体を温めて腎機能を補う白きくらげと銀杏を一緒に煮てスープにすると、腎臓の働きが高まり、夜間の頻尿に効果がある食べ合わせになります。子どもの夜尿症にも有効です。白きくらげは「銀耳(インアル)」と呼ばれる中華料理の高級食材で、不老長寿な食材として珍重されています。
ワカメとサバ缶のチヂミ
ワカメにはカルシウムが豊富に含まれており、ビタミンD含有の高いサバと一緒に取ると、カルシウム吸収が高まり、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症の予防や精神安定に効果がある食べ合わせになります。不飽和脂肪酸を多く含むごま油にはビタミンEが豊富に含まれ、老化防止や白髪予防の効果が期待できます。
ワカメとタラコのチャーハン
ワカメのヨードやカロテン、にんじんやねぎの青味部分に含まれるβ‐カロテンは、油と一緒に調理すると吸収率が高まります。これらの抗酸化力の高いカロテンが皮膚や粘膜を丈夫にし、美肌を作り風邪予防に働きます。タラコはスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもので、ビタミンAやB群を豊富に含み、ごはんの糖質がプラスされることで栄養バランスに優れたエネルギーの高い一品となります。
ワカメとながいものしょうが汁入り酢の物
ワカメは酢と一緒に取ると、コレステロールや血圧を下げる働きが高まり、さらに、酢の力でやわらかく食べやすくなります。ながいものでんぷん分解酵素は消化吸収を高め、抗酸化作用のあるサポニンを持っており、青じそと一緒に細胞の酸化を防ぎ、がん予防に効果を発揮します。ワカメ特有のヌメリ成分は食物繊維のアルギン酸で、余分なナトリウムの排出やコレステロール値低下などに働きます。