むきそば

むきそばはそばの種実を軽く茹でた後に殻を取り除いたもので、そば米とも呼ばれています。そば米はそば同様にビタミンB1やB2を豊富に含み、疲れを取りスタミナ強化に働きます。オクラもビタミンB1を豊富に含み、そば米・オクラをねぎや青じそと一緒に取ると、ビタミンB1吸収率が高まり、疲れや夏バテ予防に優れた食べ合わせになります。食物繊維も豊富なため、便秘やコレステロール値低下にも有効です。冷やしても温めてもおいしく食べられます。

小田巻き蒸し

ウナギ特有のヌメリはムコプロテインという糖たんぱく質の一種で、夏の弱った胃腸の粘膜を保護して食欲不振を解消する夏バテ予防に優れた食材です。栄養バランスのよい卵、ビタミンB1を含む落花生、消化のよい良質なたんぱく質を持つ鶏肉と一緒に取ると、滋養や疲労回復に優れた夏バテ予防食になります。冷やして食べてもおいしいので、暑さで食欲の落ちた時にもおススメです。

肉味噌あんかけうどん

豚肉は糖質の代謝を高めるビタミンB1を豊富に含む疲労予防の代表的な食材です。枝豆もビタミンB1を多く含有しており、ビタミンB1の吸収率を高めるしょうがや長ねぎと一緒に取ると、疲労回復効果が高まる食べ合わせになります。でんぷん分解酵素を含む長いもをプラスすると体力がつき、より一層の夏バテ予防が期待できます。肉味噌はごはんにかけても美味です。

納豆長いもそば

納豆は成長を促し肉体疲労を予防するビタミンB2を豊富に含み、体内でエネルギー変換を助けるマグネシウムも含有しています。長いもはでんぷん分解酵素のアミラーゼを豊富に含み、特有のヌメリは滋養強壮効果に優れています。そのため、納豆と長いもを一緒に取ると、スタミナがつき夏バテ予防に有効な食べ合わせになります。あさつきの硫化アリルがビタミンB1の吸収を高めます。

レモンおろしうどん

消化酵素を含んだ大根おろしに、疲れを取るクエン酸を含んだレモン汁を混ぜ合わせたさっぱりしたうどんです。ビタミンCの豊富なキウイフルーツをプラスすることで、疲労物質を分解し、夏バテ予防効果を高めます。うどんで糖質を、鶏肉でたんぱく質を補うバランスのよい麺です。喉ごしがよいので、食欲がない時の体力増強・栄養補給におススメです。

きのこと豚肉のカレースープ

まいたけ、しめじ、しいたけなどのきのこ類に豊富に含まれる食物繊維の一種グルカンは免疫力を高める働きを持っています。数種類の香辛料が含まれるカレー粉には食欲を増進させて免疫力を強化させる働きがあります。豚肉と卵で良質なたんぱく質を補い、体力を強化します。まいたけはサルノコシカケ科で唯一食べられるきのこで、高い抗がん作用を持っています。

さといもとかぼちゃのくこの実入りスープ

さといもとかぼちゃのくこの実入りスープ

かぼちゃは活性酸素を除去するβ‐カロテン含有が高く、β‐カロテンはワタの部分に多く含まれているので、ワタはできるだけ残して調理しましょう。さといものヌメリ成分には免疫力を高める働きがあるため、さといもとかぼちゃは細胞の酸化を予防し免疫力を強化する食べ合わせになります。くこの実と落花生がさらに免疫力強化に働きます。ココナッツミルクはココヤシの果実から取ったもので、エスニック料理によく使われます。

にんにくとフランスパンのチーズスープ

にんにくはアメリカ農務省が発表したがん予防に効果のある「デザイナー・フーズプログラム」のトップに挙げられた食材です。高い抗酸化力が細胞の酸化を予防し、免疫力強化に働きます。抗酸化力の高いリコピンを含むトマトと一緒に取ると、免疫力がさらに高まる食べ合わせになります。パンで糖質を、チーズでたんぱく質を補い栄養バランスを整えます。

シジミと大根・ほうれん草のスープ

「土用のシジミ」といわれるシジミは、鉄分・ビタミンB12・葉酸などを含み、特に夏バテで疲れ気味の胃腸や肝臓の回復に有効に働く食品です。シジミをビタミンCが豊富な大根・ほうれん草と一緒に取ると、鉄分吸収率が高まり、貧血予防に優れた働きを発揮します。ごま油を使って鉄分をプラスします。

アサリと卵のスープ

アサリは良質なたんぱく質・鉄分・ビタミンB12などを豊富に含み、特にビタミンB12含有量は貝類の中ではトップクラスです。鉄分が血液を作る材料となり、ビタミンB12が増血作用を持っているため、カキは貧血予防に有効な食品です。ピーマンとパセリのビタミンCが鉄分吸収をさらに高めます。