鮭とじゃがいものミルク煮
鮭はカルシウム吸収を高めるビタミンDを含有しており、カルシウムが豊富な牛乳と一緒に取ると、骨や歯が強化され、骨粗鬆症の予防に有効な食べ合わせになります。加熱に強いじゃがいものビタミンCがストレスへの抵抗力を高め、精神安定にも働きます。鮭は体を温める食材で、胃腸を温め、気力を高める滋養食として優れています。くず粉は葛の根から取れる滋養豊富な食材です。
10月は秋の真中の月。空はますます澄み渡り、夜空の月も冴え渡ります。10月は9月の「中秋の名月(十五夜)」と並ぶ「十三夜」のお月見の月であり、十三夜の夜は晴れ渡ることが多いため、「十三夜に曇り無し」ともいわれています。
朝晩の冷気も増してくるので、体を冷やさず喉を痛めないように注意しましょう。皮膚や粘膜を強化するにはビタミンAやカロテンを豊富に含む食材を心がけて取るようにし、同時にビタミンCも不足なく取り、毛細血管や結合組織を丈夫にすることも大切です。粘膜が乾燥して固くなると呼吸器系の低下が起き、風邪をひきやすく、皮膚もパサつき乾燥肌になりがちです。
胃腸を温める根菜類や、皮膚を潤す魚介類を賢く取り、秋の冷気に負けない体力をつけましょう。
鮭はカルシウム吸収を高めるビタミンDを含有しており、カルシウムが豊富な牛乳と一緒に取ると、骨や歯が強化され、骨粗鬆症の予防に有効な食べ合わせになります。加熱に強いじゃがいものビタミンCがストレスへの抵抗力を高め、精神安定にも働きます。鮭は体を温める食材で、胃腸を温め、気力を高める滋養食として優れています。くず粉は葛の根から取れる滋養豊富な食材です。
鮭はビタミンAや良質な脂質イコサペンタエン酸(EPA)を豊富に含み、美しい赤色は抗酸化力を持つアスタキサンチンで、体内に入るとビタミンA効果を発揮します。かぶは胃もたれや胸焼けを解消するアミラーゼやがん抑制効果の高いグルコシノレートを含み、グルコシノレートは生食の方が効果的です。鮭とかぶを一緒に取ると、風邪予防・美肌・血液サラサラ・抗がん作用などに有効な食べ合わせになります。松の実に含まれるピノレン酸はコレステロールや血圧の上昇を抑える働きがあり、一日に15~20粒を常食すると美肌を作るといわれています。
カツオは良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルを豊富に含み、うまみ成分のひとつであるグルタミン酸は脳の働きを高める働きを持っています。ただ、鮮度が落ちると中毒を起こしやすいので、あさつき・しょうが・にんにく・青しそなどの薬味類と一緒に取ると、酸化が防止される食べ合わせになります。たっぷりの大根おろしでビタミンCを補い、消化を高めます。
イワシとごまの脂質は良質な不飽和脂肪酸で、コレステロールを調整し、動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きに優れています。さらに、イワシの脂質は抗酸化力が高く、ごまに含まれるセサミンと一緒に細胞の酸化を防いで老化防止に働きます。納豆・味噌と抗酸化力の高い食材がプラスされ、がん予防も期待できます。
イカは栄養価の高い低カロリー食品で、魚介類に含まれる遊離アミノ酸のタウリンを豊富に含んでいます。タウリンは高い抗酸化力を持ち、血中コレステロール値や中性脂肪低下に働くため、動脈硬化の予防に有効です。豚肉・たまねぎ・キムチが疲労回復や整腸作用に働きます。緑豆春雨は緑豆でんぷんから作られ、煮崩れしないのが特徴です。
柿とりんごに豊富に含まれるカリウムは、体内のナトリウムを調整して高血圧の予防に有効です。さらに柿のカロテンとビタミンC、りんごのビタミンCが一緒になり、皮膚の粘膜強化、風邪予防、美肌作りに働きます。食物繊維も豊富に含まれコレステロール低下や便秘解消にも優れています。柿もりんごも変色しやすいので、レモン汁で変色を防ぎます。
低カロリーなまいたけは低下した免疫機能を回復させる多糖質のβ―グルカンの働きに優れたきのこです。ビタミンAや良質な脂質を持つ鶏肉と一緒に取ると、コレステロールが低下し、免疫力が強化されて高い抗がん作用を発揮します。レモンやねぎのビタミンCが免疫力をより一層高めます。
さつまいもに含まれるビタミンCは加熱に強い優れもので、含有量はいも類の中ではトップクラス。皮の橙色はカロテンで、加熱すると吸収率が高まります。さつまいものカロテンとクランベリーの赤い色素プロアントシアニジンの高い抗酸化力が、細胞の酸化を予防し、豊富な食物繊維が便秘予防に働きます。さつまいもはじっくり加熱すると甘みが増します。