ワカメとタラコのチャーハン
ワカメのヨードやカロテン、にんじんやねぎの青味部分に含まれるβ‐カロテンは、油と一緒に調理すると吸収率が高まります。これらの抗酸化力の高いカロテンが皮膚や粘膜を丈夫にし、美肌を作り風邪予防に働きます。タラコはスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもので、ビタミンAやB群を豊富に含み、ごはんの糖質がプラスされることで栄養バランスに優れたエネルギーの高い一品となります。
大型連休の終わった5月は、すがすがしい「五月晴れ」が心を軽やかにしてくれる一方で、「五月病」といわれる症状が表れる時期でもあります。元来、「五月病」とは医学用語ではなく、決まった定義がある訳ではありませんが、この時期に無気力な状態に見舞われることが多いため、このように呼ばれています。
眠れなくなったり、疲労感や倦怠感がずっしり重く感じられ、抑うつ気分に陥りやすく、どうにかしようとあせればあせるほど、深みにはまってしまうことが多いようです。
そんな時は免疫力も低下しやすく、ちょっとしたことで体調を崩しやすいので注意しましょう。ビタミンCの豊富な食べ物を積極的に取ってストレスに負けない食生活を心がけ、疲れや倦怠感、食欲不振を和らげるビタミンB1や、硫化アリルを含有した食材を中心に、バランスのよい食生活を取ることが大切です。
ワカメのヨードやカロテン、にんじんやねぎの青味部分に含まれるβ‐カロテンは、油と一緒に調理すると吸収率が高まります。これらの抗酸化力の高いカロテンが皮膚や粘膜を丈夫にし、美肌を作り風邪予防に働きます。タラコはスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもので、ビタミンAやB群を豊富に含み、ごはんの糖質がプラスされることで栄養バランスに優れたエネルギーの高い一品となります。
ワカメは酢と一緒に取ると、コレステロールや血圧を下げる働きが高まり、さらに、酢の力でやわらかく食べやすくなります。ながいものでんぷん分解酵素は消化吸収を高め、抗酸化作用のあるサポニンを持っており、青じそと一緒に細胞の酸化を防ぎ、がん予防に効果を発揮します。ワカメ特有のヌメリ成分は食物繊維のアルギン酸で、余分なナトリウムの排出やコレステロール値低下などに働きます。