ふきとアナゴの信田煮
ふき特有の苦みには食欲を増進させる働きがあり、油揚げの香ばしさにも食欲を増進させる働きがあります。ふきには食物繊維が豊富に含まれており、油揚げやかんぴょうの食物繊維と一緒になり、腸の働きを高めて便通をよくし、悪玉コレステロールを除去して脂質異常を予防します。アナゴと油揚げのたんぱく質は、ともに良質な動物性と植物性で、体力増強に働きます。
パセリヨーグルトジュース
パセリとかんきつ類の伊予かんで作るジュースは、豊富なビタミンCが血管を強化し、β‐カロテンが皮膚や粘膜を健康に保つため、シミを予防し美肌を作る効果が期待できる食べ合わせです。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が善玉菌を増やして腸内の働きを整え、たんぱく質を分解して消化吸収を高めます。パセリ・伊予かん・ヨーグルトはコレステロール低下や抗がん作用も期待できます。
にらとたけのこの卵とじ
たけのこは食物繊維とカリウムを豊富に含んでいる低カロリー食品で、にらのカリウムと一緒に利尿作用を高めて体内の余分な水分や老廃物を排出して、むくみや高血圧の予防に働く食べ合わせになります。必須アミノ酸を含有する卵と一緒に取ると、卵に足りない食物繊維をにらとたけのこが補い、栄養バランスに優れた一品になります。豊富な食物繊維がコレステロールを低下させ、良質なたんぱく質が血管を強化して、動脈硬化や脂質異常などの生活習慣病の予防に有効です。
にらの納豆和えどんぶり
にらはさっと加熱すると甘みが出て、さらにβ‐カロテン量も増加し、粘膜が強化されます。イカは高たんぱくで低カロリーな食品で、大量に含まれるタウリンは強い抗酸化力を持ち、肝機能の強化やコレステロール低下などの効能を持っています。にら・納豆・イカを一緒に取ると、抗がん作用や動脈硬化などの予防に有効な食べ合わせになります。にらと納豆は疲労回復力を持続させる働きを持ち、納豆に含まれる特有の酵素ナットウキナーゼはネバリ部分に含まれるので、しっかり混ぜると効果的です。
にらの梅肉入り豚肉巻き
にらと豚肉を一緒に取ると、にらの硫化アリルが豚肉のビタミンB1の吸収を高めて効力を持続させるため、疲れが取れてスタミナがつく食べ合わせになります。油で炒めることでにらのβ‐カロテンの吸収が高まり、梅干とごまの抗酸化力がプラスされることで、細胞の酸化が予防され抗がん作用が高まります。粗塩で食べると胃腸の働きが整えられます。
うどとエビのうす味含め煮
うどの主成分は糖質と水分で、薬効の高い精油成分をたくさん含んでいます。高たんぱくで低カロリーのエビと一緒に取ると、ヘルシーなダイエット食となります。うどの血液の流れをよくする働きと、血行を促すエビの核酸が一緒になることで、体を温める作用が高まります。エビのうまみ成分のタウリンには、血中コレステロールを下げる働きがあります。