さやいんげんとちくわの煮含め
さやいんげんのさやの部分に含まれている遊離アミノ酸のアスパラギンは、疲労回復に有効な成分です。ちくわと卵の動物性たんぱく質と一緒に取ると、体の若さと健康を維持する食べ合わせになります。さやいんげんのビタミンCと食物繊維が、卵に足りない栄養素を補います。
6月は梅雨の季節。梅雨入りは壬の日(みずのえのひ)とも呼ばれ、梅雨の語源は湿度が高くカビが発生しやすいことから「黴雨(ばいう)」が「梅雨」に転じたという説と、この時期には梅の実が熟する季節であるため「梅雨」と呼ばれるようになったという説があります。いずれにせよ、夏に向かって気温は上がり、雨によって湿度が高まるため、カビが発生しやすく、また食べ物が傷みやすいため、食中毒の発生の高い季節です。
消化器系の働きを高め、生食に気をつけることが大切です。また、時間の経ってしまったものは、必ず再加熱をするようにしましょう。手をよく洗うこともお忘れなく。
さやいんげんのさやの部分に含まれている遊離アミノ酸のアスパラギンは、疲労回復に有効な成分です。ちくわと卵の動物性たんぱく質と一緒に取ると、体の若さと健康を維持する食べ合わせになります。さやいんげんのビタミンCと食物繊維が、卵に足りない栄養素を補います。
赤ピーマンは緑のピーマンの熟したもので、熟すことでβ‐カロテンもビタミンCの含有量もグンとアップします。β‐カロテンは加熱することで吸収率が高まり、より高い抗酸化力を発揮して、夏の陽射しから細胞の酸化を防いでくれます。カルシウムを含むジャコが、骨粗鬆症の予防に働きます。
エビはカリウムやマグネシウム、リンなどのミネラルを豊富に含む高たんぱくで低カロリーな食材です。ピーマンはビタミン類・食物繊維・鉄やカルシウムなどのミネラル類などを豊富に含んだ夏野菜です。ピーマンとエビを一緒に取ると、体の生理機能が整えられ、コレステロール値低下に有効な食べ合わせになります。炭水化物を加えて体力を強化し、夏バテを予防します。
トマトのリコピンとにんにくのアリシンは高い抗がん作用を発揮する成分です。たまねぎに含まれる硫化アリルは血中の悪玉コレステロールを減らす働きを持っています。トマト・にんにく・たまねぎの食べ合わせは、動脈硬化や高血圧の予防に有効に働きます。旬の時期にたくさん作り、冷凍しておくといつでも簡単にトマト料理が楽しめます。
トマトの酸味のもとは疲れを取り去り胃液の分泌を促す働きを持ち、赤い色に含まれるリコピンは高い抗酸化力を持っています。トマト・鶏肉・にらを一緒に取ると、消化に優れた鶏肉と胃腸の機能を高めるにらの働きで、消化が促進され夏バテ気味の体に力をつけてくれる食べ合わせになります。にらの硫化アリルは水溶性なので、スープにすると効果的です。
トマトに豊富に含まれるリコピンは、加熱すると含有量が高まります。トマトを加熱して冷やすコンポートは、抗酸化力の高いリコピンの働きで細胞の酸化が予防されます。腸内で善玉菌を増やすヨーグルトと一緒に取ると、ビフィズス菌の活動が活性化され、抗がん作用や便秘予防、コレステロール低下などに有効です。
ビタミンの宝庫と呼ばれるトマトとカロテン豊富なにんじんで作るジュースは、美肌や抗がん作用に優れています。にんじんにはビタミンCを破壊する酵素が含まれているので、ゆでてから使います。トマトは皮や種にも栄養成分や薬効がたっぷり含まれているので丸ごと使いましょう。