さといもとかぼちゃのくこの実入りスープ
かぼちゃは活性酸素を除去するβ‐カロテン含有が高く、β‐カロテンはワタの部分に多く含まれているので、ワタはできるだけ残して調理しましょう。さといものヌメリ成分には免疫力を高める働きがあるため、さといもとかぼちゃは細胞の酸化を予防し免疫力を強化する食べ合わせになります。くこの実と落花生がさらに免疫力強化に働きます。ココナッツミルクはココヤシの果実から取ったもので、エスニック料理によく使われます。
12月は冬到来のスタート月です。冷たい北風が吹いて気温は下がり、寒い日々が続きます。この季節に影響を受けやすい体の臓器は「腎臓」です。腎臓は排尿をコントロールするだけでなく、成長や生殖と関わる役割を持つ大切な臓器です。また、インフルエンザが登場するのも冬のはじめの12月。冷たい乾燥した空気が鼻や喉の粘膜を弱めるため、免疫力が低下していると罹患しやすく、とくに免疫力のない子どもやお年寄りは気をつけましょう。
腎臓を守り、インフルエンザを撃退するためにも、体を温め免疫力を高める効果に優れた旬の食材を上手に取り入れることが大切です。献立でトマトやきゅうりを使いたくても、ここはちょっと我慢しましょう。夏が旬の野菜は体を冷やす力が強く、逆効果になりかねません。
かぼちゃは活性酸素を除去するβ‐カロテン含有が高く、β‐カロテンはワタの部分に多く含まれているので、ワタはできるだけ残して調理しましょう。さといものヌメリ成分には免疫力を高める働きがあるため、さといもとかぼちゃは細胞の酸化を予防し免疫力を強化する食べ合わせになります。くこの実と落花生がさらに免疫力強化に働きます。ココナッツミルクはココヤシの果実から取ったもので、エスニック料理によく使われます。
にんにくはアメリカ農務省が発表したがん予防に効果のある「デザイナー・フーズプログラム」のトップに挙げられた食材です。高い抗酸化力が細胞の酸化を予防し、免疫力強化に働きます。抗酸化力の高いリコピンを含むトマトと一緒に取ると、免疫力がさらに高まる食べ合わせになります。パンで糖質を、チーズでたんぱく質を補い栄養バランスを整えます。
「土用のシジミ」といわれるシジミは、鉄分・ビタミンB12・葉酸などを含み、特に夏バテで疲れ気味の胃腸や肝臓の回復に有効に働く食品です。シジミをビタミンCが豊富な大根・ほうれん草と一緒に取ると、鉄分吸収率が高まり、貧血予防に優れた働きを発揮します。ごま油を使って鉄分をプラスします。
「海のミルク」と呼ばれるカキは鉄分や葉酸を豊富に含み、貧血改善に効果の高い食品です。カキ・豆類・豆乳を一緒に取ると、豆類と豆乳の良質なたんぱく質が鉄分の吸収率を高めるため、高い貧血予防が期待できる食べ合わせになります。たまねぎをバターで炒め、たんぱく質をプラスします。
サンマの脂質のDHA(ドコサヘキサエン酸)と良質なたんぱく質、黒豆に含まれる糖質とビタミンB群・ビタミンEが学習能力のアップに有効に働きます。にんじんと小松菜のβ-カロテン、小松菜のビタミンCの働きで血管が強化され、脳の働きがスムーズになります。サンマの脂質は旬のものほど豊富で栄養価が高いので、秋のサンマがおススメです
鮭に含まれる良質な脂質のDHA(ドコサヘキサエン酸)と、さといものヌメリ成分であるガラクタンには脳細胞を活発にする働きがあり、鮭とさといもを一緒に取る食べ合わせは脳の働きを高め物忘れを予防するのに最適です。ニョクマムはベトナムの調味料で、小魚を発酵させて作られ魚醤とも呼ばれています。ベトナム語でニョクは水、ナムは魚やエビの塩漬けを指します。
カツオには脳を活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれ、うまみ成分のグルタミン酸には記憶力を高める働きがあります。豆腐や味噌に含まれるレシチンやビタミンB群が学習能力を高め、ねぎをプラスすることでビタミンB群の吸収が高まり、さらに健脳効果が期待できます。
美肌作りに欠かせないさつまいものビタミンCは加熱に強い優れもので、豆乳や生クリームのたんぱく質と一緒に取ると、ビタミンCが効果的に取り入れられます。さつまいもとバナナの食物繊維が便秘を解消し、美肌効果をさらに高めます。バナナは熟すと消化吸収のよい糖分が増えて即効力のあるエネルギー源となり、体を冷やす作用は加熱することで逆に体を温める作用に変わります。
栄養価に富んだはと麦は皮膚の新陳代謝を促し美肌効果の高い穀類として知られています。牛乳のビタミンA、にんじんのβ‐カロテン、ブロッコリーやじゃがいものビタミンCを一緒に取ると、皮膚や粘膜が強化され潤いのある美肌が作られる食べ合わせになります。食物繊維も豊富なスープなので、コレステロール値低下や便秘予防にも優れています。