ワカサギの煎茶甘辛煮
豊富なビタミンCを含有する煎茶と、ビタミンB群が豊富なワカサギは、健康な美肌を作るのに効果的な一品です。梅干、煎茶と殺菌作用の高い食材を組み合わせて、風邪の予防や食中毒の感染を防ぎ、それぞれが持つ抗酸化力が細胞の酸化を防ぎます。カルシウムも豊富なので、イライラを防ぎ精神も安定する一品です。
節分が行われる2月3日は、旧暦では一年最後の日に当たります。年の終わりの日に、悪霊を追い払い福を呼び込む「豆まき」を行い、翌日の立春に旧正月を迎えます。立春は冬と春の分かれる節目の日であり、一年の初めの日でもありました。
立春を迎えると少しずつ寒さが和らぎ、春の気配が感じられるようになってきます。山野では山菜が芽吹き出し、海では海藻がイキイキと育ち、そこまでやってきた春の息吹を感じることができるようになってきます。とはいえ、まだまだ空気は冷たく寒さも残る季節です。粘膜を強化する栄養素を十分に取って風邪に注意し、免疫力を高める食生活を心がけましょう。
豊富なビタミンCを含有する煎茶と、ビタミンB群が豊富なワカサギは、健康な美肌を作るのに効果的な一品です。梅干、煎茶と殺菌作用の高い食材を組み合わせて、風邪の予防や食中毒の感染を防ぎ、それぞれが持つ抗酸化力が細胞の酸化を防ぎます。カルシウムも豊富なので、イライラを防ぎ精神も安定する一品です。
ワカサギの動物性たんぱく質はアミノ酸バランスに優れ、おからの植物性たんぱく質と一緒に、血や肉を作り、脳の働きを活性化させて筋肉を丈夫にし、病気や怪我に対する免疫力を高めます。おからの食物繊維とねぎのヌメリは腸の働きを高めて便秘予防に有効に働きます。酢を加えることでワカサギ特有のにおいがまろやかになり、栄養成分が吸収されやすくなります。
小松菜は緑黄色野菜を代表する野菜です。豊富なカルシウムが骨や歯を丈夫にし、精神安定にも有効に働きます。同様にカルシウムが豊富なきな粉や牛乳が、その効果をさらに高めます。カロテン、ビタミンCなどが無駄なく取れるため、風邪の予防に効果的で、がん予防も期待できます。小松菜のビタミンCは生食することで無駄なく取り入れることができます。
油揚げは大豆から作られる豆腐と同様の栄養素を持っています。主成分は良質なたんぱく質と脂質で、豊富なリノール酸は血中コレステロール値低下の働きを持っています。わらび、油揚げ、昆布に含まれる食物繊維には血中コレステロール値低下、腸内の有害物質排出などの働きがあり、わらびと油揚げの煮物は脂質異常や便秘予防に有効な食べ合わせです。うずらの卵は5個で鶏卵の1個分の栄養価に値する優れものです。
でんぷんを分解するジアスターゼやアミラーゼを含んでいるやまいもは、一緒に食べたものの消化吸収を高めるため、滋養強壮に優れた効果を発揮し、生食だとさらにその効果が高まります。わらびのビタミンB1分解酵素の働きは加熱により効力を失うので、ゆでたわらびの薬効は米の糖質を分解してエネルギーに変え、疲労感や倦怠感回復に働きます。
せり、干しあんず、アーモンドスライスはファイト・ケミカル(植物の持つ化学的な力)に優れた食材です。ファイト・ケミカルは高い抗酸化力を持ち、細胞の酸化を防いでがんの予防や老化防止に力を発揮します。せりや大根のビタミンCが抗酸化力をさらに高め、大根の持つ消化酵素ジアスターゼは生食で効果を発揮します。豊富な食物繊維が腸の働きを整えます。
せり特有の精油精分と、マグロと卵の持つアミノ酸バランスに優れたたんぱく質をプラスしたオムレツは、血や肉を作り発育を促進し、免疫力を強化し風邪予防に有効な働きをします。マグロの脂質のDHAやEPAは良質な不飽和脂肪酸で、とくに含有量の多いDHAは、脳の機能を高め記憶力を向上させる働きに優れています。卵に足りないビタミンCをせりが補います。