こんにゃくの日

1989年(平成元年)、「こん=5」「にゃ=2」「く=9」の語呂合わせから、全国こんにゃく協同組合連合会が制定しました。5月はこんにゃくの種芋の植え付けが行われる時期にあたり、広くこんにゃくの効能をPRし、販売を促進するのが目的です。こんにゃくに含まれる食物繊維のグルコマンナンはヒトの消化酵素では消化されない食物繊維で、整腸作用やコレステロール値・血糖値の低下などに優れた働きをします。

いりだく

いりだく
江戸時代の末期に発行された『蒟蒻百珍(こんにゃくひゃくちん)』に登場するこんにゃく料理です。こんにゃくはグルコマンナンという食物繊維を豊富に含んでいるため、昔から「体の砂払い」などと称され、腸内をキレイにする食べ物とされていました。グルコマンナンはヒトの消化酵素では消化されない食物繊維で、腸を刺激して老廃物を排出する働きに優れ、コレステロールの上昇を抑え便秘予防に有効に働きます。低カロリーで糖質の吸収を予防する働きもあるので、肥満が気になる方におススメです。

玉こんにゃくと干ししいたけの味噌煮

玉こんにゃくと干ししいたけの味噌煮
こんにゃくと干ししいたけはともに食物繊維やカリウムを豊富に含む食材です。豊富な食物繊維は腸内環境を整えてコレステロール吸収を抑えるため、便秘・動脈硬化・脂質異常などの予防に働きます。カリウムが体内の余分なナトリウム排出に働き血圧を安定させます。こんにゃくに含まれるセラミドが角質層の水分保持に働くため、皮膚の乾燥が予防され、味噌をプラスすることで老化防止が期待できます。

こんにゃくの味噌煮

こんにゃくの味噌煮
こんにゃくと豚肉を一緒に取ると、こんにゃくのセラミドと豚肉の良質なたんぱく質と脂質が肌に潤いを与える食べ合わせになります。味噌もセラミドを含んでおり、新陳代謝を高めるしょうがをプラスして肌の潤い効果を高めます。

こんにゃくステーキ

こんにゃくステーキ
こんにゃくとオリーブ油を一緒に取ると、こんにゃくのセラミドとオリーブ油の良質な不飽和脂肪酸が肌を潤し、乾燥肌の予防に優れた食べ合わせになります。ワカメのカロテンがその作用をさらに高め、にんにくの抗酸化力が細胞の酸化予防に働きます。

こんにゃくの和風煮

こんにゃくの和風煮
こんにゃくは食物繊維や皮膚の角質層に存在する脂質「セラミド」を豊富に含んでいる食品です。こんにゃくと唐辛子を一緒に取ると、こんにゃくのセラミドがバリア機能と水分を保持し、唐辛子が新陳代謝を高めるため、乾燥肌の予防に有効な食べ合わせになります。

にんじん・水菜・こんにゃくの白和え

にんじん・水菜・こんにゃくの白和え
にんじん、水菜、こんにゃくは、肌に潤いを与え角質層の水分を保持する働きに優れ、乾燥肌の予防に有効な食べ合わせです。豆腐がその働きをさらに高め、ごまの良質な脂質が肌のかさつきを予防します。食物繊維も豊富で、血中コレステロールの低下や腸内環境が整えられ、糖尿病の予防にも有効です。

こんにゃくの卯の花

こんにゃくの卯の花
こんにゃくとおからには、皮膚の角質層に存在してバリア機能と水分保持に働くセラミドが豊富に含まれています。食物繊維も豊富に含まれているため、乾燥肌の予防と同時に腸内環境が整えられ、血中コレステロール値低下に働きます。糖尿病予防にも有効な一品です。