海苔の日

1967年(昭和42年)に、全国海苔貝類漁業協同組合連合会が、海苔の需要拡大を目指して指定した記念日です。2月6日に定めたのはかつて海苔が年貢として納められていたことに由来します。大宝元年(701年)に制定された大宝律令の施行日が翌年の2月6日で、この日から海苔が年貢のひとつとして収められるようになったからです。

海苔と水菜の豚肉フライ

海苔と水菜の豚肉フライ
海苔を食べると夏の暑さをしのげるといわれるのは、海苔に含まれる豊富なビタミンB群の働きによるものです。また、水菜はビタミンCやカロテン、カルシウムやカリウムなどを豊富に含む緑黄色野菜です。海苔・豚肉・水菜を一緒に取ると、豊富なビタミンB1が疲労を回復、カルシウムが骨粗鬆症、食物繊維がコレステロール値低下に働く食べ合わせになります。オリーブ油のオレイン酸がコレステロール値低下をさらに高め、ビタミン類が肌を瑞々しくします。

海苔スパゲッティ

海苔スパゲッティ
海苔はミネラル・ビタミン・食物繊維を豊富に含む海藻です。特にカルシウムやビタミンAの含有が高く、チーズと一緒に取ると、豊富なカルシウムが骨や歯を強化し、ビタミンAが粘膜を強化する食べ合わせになります。海苔の食物繊維やオリーブ油のオレイン酸が血中コレステロー低下に働きます。

海苔とアサリの吸い物

海苔とアサリの吸い物
海苔の食物繊維とアサリのタウリンが、血液中の余分なコレステロールを取り除き、血液をサラサラにして動脈硬化などの生活習慣病の予防に働きます。しょうがの辛み成分が胃液の分泌を促し、食欲を増進させます。アサリのビタミンB12は貧血を予防し肝臓を強化するので、悪性貧血気味の人にはおススメです。海苔の香ばしさは血流促進に働きます。

海苔の佃煮

海苔の佃煮
「海の緑黄色野菜」と呼ばれる海苔で作る佃煮は、濃口しょう油を生み出した江戸生まれの佃煮です。海苔にはミネラル・ビタミン・食物繊維が豊富に含まれ、体のもとを作るたんぱく質は大豆に匹敵する量を含有しています。さらに豊富に含まれる食物繊維が便通を整え、コレステロールを除去して動脈硬化の予防に働きます。また食物繊維は発がん物質を排泄し、体内でビタミンAに変わるβ―カロテンの酸化予防の働きと一緒に、がんを予防する効果が期待できます。低カロリーのためダイエット食品として肥満予防にも有効です。

長いもとカレイの海苔揚げ

長いもとカレイの海苔揚げ
長いもとカレイを一緒に取ると、長いものコンドロイチンとグルコサミン・カレイの良質なたんぱく質が肌に弾力を与えてみずみずしさを維持し、関節液不足を補って関節痛予防に働く食べ合わせになります。海苔や青じそに含まれるビタミンAが粘膜を強化し、美肌作りにも有効です。

焼き海苔のサンドイッチ

焼き海苔のサンドイッチ
カロテンとビタミンCが豊富な海苔、アミノ酸バランスに優れたチーズやマヨネーズを一緒に取ると、粘膜が強化されて血や肉が作られ、美肌や体力強化の食べ合わせになります。紅鮭の赤い色はアスタキサンチンというカロチノイド色素で、含有する脂質は不飽和脂肪酸のDHA。高い抗酸化力を持ち、細胞の酸化を防ぎ、抗がん作用に働きます。

アボカドと海苔のしょう油和え

アボカドと海苔のしょう油和え
わさび醤油で食べると味や食感がマグロに似ているといわれるアボカドは、和食の食材と相性のよい果物です。アボカドに含まれる必須アミノ酸のトリプトファンは成長期に欠かせない成分で、精神安定に働くセロトニンを作る働きを持っています。カルシウム含有の高い海苔と一緒に取ると、精神安定効果がさらに高まる食べ合わせになります。