浜焼きサバと新じゃがいもの煮物

浜焼きサバと新じゃがいもの煮物

とれたてのサバを「若狭の一本グシ」と呼ぶ太く長い竹グシに刺して焼き上げたのが「浜焼きサバ」です。若狭には数多くのサバ料理が伝わっており、その中でもこの浜焼きサバは代表的な郷土料理です。昔、若狭湾で水揚げされた魚介類は18キロ離れた京都に運ばれて京の食文化を支え、天皇の食べ物を供給することから、福井は「御食国(みけつくに)」と呼ばれていました。特に腐敗を防ぐために塩をしたサバは人気で、京へサバを運ぶ若狭街道は「鯖街道」とも呼ばれていました。福井県内では田植えの後や半夏生(はんげしょう)には必ず食べるのが習わしといわれています。

せんだご汁

せんだご汁

じゃがいもの団子を入れて作るせんだご汁は、キリシタン信仰が盛んだった熊本県天草に伝わる郷土料理で、宣教師によって伝えられたと言われています。せんは「洗」で水洗いしたでんぷん、だこは「だんご」の省略と言われ、茹でたせんだごは、きな粉をまぶしておやつにすることもあります。

奈良の茶粥

奈良の茶粥

茶粥は各地にありますが、「大和の朝は茶粥ではじまる」といわれるように、特に奈良の茶粥は有名です。香りよく煎った大豆やそら豆を加えて作る茶粥は、米の量を増やすための暮らしの知恵から生まれた郷土料理。サラッと粘りのないのが奈良の茶粥の特徴です。

豆腐のクリームコーンあんかけ

豆腐のクリームコーンあんかけ

豆腐は原料の大豆と同様の薬効を持ち、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病に欠かせない食品です。消化に優れた良質なたんぱく質を持ち、特に絹ごし豆腐にはカリウムやビタミンB1が豊富に含まれています。しいたけのレンチシンが血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を体外に排出し、動脈硬化や高血圧の予防効果をさらに高めます。

おろしれんこんのすいとん汁

おろしれんこんのすいとん汁

れんこんの主成分はでんぷんで、食物繊維やビタミンCを豊富に含んでいます。油揚げ・にんじん・ごぼう・しめじ・白滝と一緒に取ると、食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に取れ、動脈硬化の危険因子である生活習慣病の予防に優れた食べ合せになります。高血圧予防にも有効で、ヘルシーなダイエット食としてもおススメです。

白菜と鶏肉の春雨入り中華風煮物

白菜と鶏肉の春雨入り中華風煮物

白菜はカリウム・カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラルを豊富に含んでいる野菜です。たけのこ・干ししいたけ・鶏肉と一緒に取ると、たけのことしいたけの食物繊維がコレステロール低下に働き、鶏肉の良質なたんぱく質が血管をしなやかに保つため動脈硬化の予防に有効な食べ合せになります。白菜のカリウムが余分な塩分を体外に排出し、高血圧予防に働きます。

鮭の厚揚げはさみ煮

鮭の厚揚げはさみ煮

厚揚げは豆腐を厚めに切って揚げたもので、アミノ酸組成に優れたたんぱく質・脂質・ミネラルを豊富に含んでいます。厚揚げの不飽和脂肪酸やレシチンと、鮭のEPA(イコサペンタエン酸)がコレステロール低下に働き、動脈硬化や高血圧を予防します。きくらげの抗酸化力と食物繊維がその効能をさらに高めます。ビタミンCが豊富な大根おろしを一緒に取り、血管を強化します。

イサキの野菜あんかけ

イサキの野菜あんかけ

イサキはカリウムを豊富に含んでいる消化のよい魚です。しいたけ・にんじん・ホールコーンと一緒に取ると、カリウム・カルシウム・食物繊維が血管を強化し、高血圧や動脈硬化の予防に有効な食べ合わせになります。牛乳でカルシウムをプラスし、血圧上昇を抑えます。ポン酢で召し上がっても美味しいです。

鶏ムネ肉の紅茶煮

鶏ムネ肉の紅茶煮

鶏肉のたんぱく質は良質でやわらかく、牛肉や豚肉に比べて消化のよいのが利点です。ビタミンAが豊富でお腹を温める作用を持っているため、病後の体力回復に有効な食べ物です。キウイフルーツとトマトと一緒に取ると、カリウムや食物繊維の働きで高血圧の予防に有効な食べ合わせになります。紅茶は茶葉を製茶の段階で発酵させて作られるお茶で、高い抗酸化力を持っています。

揚げ鮭のマリネソース

揚げ鮭のマリネソース

鮭はビタミンB群をバランスよく含み、カルシウム吸収を高めるビタミンDを豊富に含んでいる魚です。良質なたんぱく質が血圧低下に働き、硫化アリルを含むたまねぎやビタミンPを含むピーマンと一緒に取ると、高血圧や動脈硬化を予防する食べ合わせになります。水溶性の食物繊維を含むワカメを一緒に取ると、血圧上昇の抑制効果がさらに高まります。