いりだく

いりだく

江戸時代の末期に発行された『蒟蒻百珍(こんにゃくひゃくちん)』に登場するこんにゃく料理です。こんにゃくはグルコマンナンという食物繊維を豊富に含んでいるため、昔から「体の砂払い」などと称され、腸内をキレイにする食べ物とされていました。グルコマンナンはヒトの消化酵素では消化されない食物繊維で、腸を刺激して老廃物を排出する働きに優れ、コレステロールの上昇を抑え便秘予防に有効に働きます。低カロリーで糖質の吸収を予防する働きもあるので、肥満が気になる方におススメです。

ワカメ・サーモン・長ねぎのドレッシング和え

ワカメ・サーモン・長ねぎのドレッシング和え

ワカメとねぎはともに食物繊維を豊富に含み、腸の働きを整えてコレステロール値を下げ、便秘や動脈硬化の予防に有効です。サーモンのアスタキサンチンは体内に吸収されるとビタミンA効果を発揮し、ワカメに含まれる免疫力を高めるアルギン酸と一緒に抗がん作用に働きます。

ミヨックク(ワカメスープ)

ミヨックク(ワカメスープ)

ミヨッククのミヨッ(ミヨク)は「ワカメ」で、ククは「スープ」。ワカメを煮込んだ韓国のスープで、その優れた栄養価から出産後に女性が食べる料理とされ、また母親に感謝する意味から誕生日の定番食ともなっています。ワカメ特有のヌメリ成分は食物繊維のアルギン酸で、体内の余分なナトリウムや腸内の余分なコレステロールを排出し、高血圧や脂質異常の予防に有効に働きます。栄養価の高い牛肉と強壮作用の高いにんにくをプラスすることで、体力を強化します。

パセリ入りオクラ麦トロ

パセリ入りオクラ麦トロ

そのすらりとした姿から「レディス・フィンガー」と呼ばれるオクラは、ビタミンC・カロテン・食物繊維などを豊富に含む緑黄色野菜です。特有のネバリ成分は血圧降下作用を持ち、コレステロール低下に働きます。やまのいもとオクラを一緒に取ると、滋養がたかまり、高血圧や糖尿病の予防に有効な食べ合わせになります。

ごま麦トロ

ごま麦トロ

やまのいもはでんぷんを分解する消化酵素を多量に含んでいるため、胃腸が弱っている時でも安心して食べることができる食材です。ヌメリ成分は、たんぱく質の吸収を促進する働きに優れています。ごまに豊富に含まれるオレイン酸やリノール酸が血中コレステロール値の低下に働き、やまのいもと一緒に取ると動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防が期待できます。ビタミンB群が豊富に取れる食べ合わせです。

水ようかん

水ようかん

小豆の主成分は糖質とたんぱく質で、ビタミン・ミネラル・食物繊維などが豊富に含まれ、そのため小豆は昔から体調を整えて健康を維持する食品として定期的に食卓に登場しました。食物繊維が豊富な寒天と一緒に取ると、腸内の老廃物やコレステロールの排出能力が高まり、便秘予防に有効です。

ブリと大根の柱煮

ブリと大根の柱煮

「ブリと大根の柱煮」は長野県松本地方で作られるお正月の煮物です。食材を家の柱の形に切り、家が代々栄えていくことを願って食されます。ブリは温帯性の魚で日本各地の沿岸に分布する回遊魚で、成長に合わせて名前が変わる出世魚です。ブリの良質なたんぱく質や脂質、野菜やしいたけのビタミン・ミネラル・食物繊維がコレステロールを低下させ、免疫力を高める食べ合わせになります。

みかんとりんごのおろし和え

みかんとりんごのおろし和え

みかんとりんごには食物繊維のペクチンが含まれています。ペクチンはコレステロールを低下させて高血圧や動脈硬化の予防に働き、便秘予防にも有効です。みかんのペクチンは内皮部分に多く含まれているので、皮ごと食べるのがおススメです。りんごのカリウムが高血圧予防効果をさらに高めます。

ほうれん草とクランベリーの落花生和え

ほうれん草とクランベリーの落花生和え

ほうれん草・クランベリー・落花生は、ほうれん草のβ‐カロテンとビタミンC、クランベリーのファイトケミカル(植物の持つ抗酸化力)、落花生の不飽和脂肪酸が組み合わさり、細胞の酸化を予防する食べ合わせになります。豊富な食物繊維がコレステロール低下に働き、落花生の良質な脂質とビタミンB1が疲労感や倦怠感の回復に働きます。ほうれん草のβ‐カロテンは落花生の脂質によって吸収率が高まります。

白菜とりんごのジュース

白菜とりんごのジュース

白菜とりんごを一緒に取ると、ビタミンCと食物繊維を豊富に取ることができるため抗酸化力が高まり、吹き出物を予防して美肌を作る食べ合わせになります。コレステロール低下や抗がん作用も期待できます。りんごのペクチンは皮の部分に多く含まれているので、皮ごと利用すると薬効が高まります。