煮いも(いも煮)

体力と知力が高まる
煮いも(いも煮)
90
99
1.1
1人分

材料

(4人分)
さといも400g
コダイ(アブラダイ)300g
A昆布15cm
7カップ
B2g
小さじ2
薄口しょう油小さじ1
ゆず皮の細切り適量

効能

体力強化、コレステロール低下、肝臓

作り方

① さといもは皮をむき、一度茹でる。
② コダイは三枚におろし、身は一口大に切り、軽くあぶる。骨は湯で洗う。
③ 鍋にAとコダイの骨を入れて火にかけ、コトコト煮てから漉す。
④ 大き目の鍋に里芋と③のだし汁を入れ、弱火で里芋がやわらかくなるまで煮る。目安は40~50分。
⑤ コダイの身を入れ、Bで味を調え、4~5分煮る。
⑥ 器に盛り、ゆず皮の細切りを飾る。

解説

「いも煮」とも呼ばれる煮いもは、島根県津和野の郷土料理です。津和野は昔から里芋の生産地で、特に山麓笹山地区で生産される里芋は、土壌が火山灰土質で培われているため、きめが細かくて腰があり淡白な味で有名です。煮いもは秋の収穫後や、紅葉狩り、秋祭りなどに作られ、「煮いもをやろうか」というのは、親しい人の集まりの代名詞に使われています。初秋になると店頭に煮いも用の「あぶり鯛」が並び、秋の訪れを実感させる風物詩ともなっています。

コメント

さといもの独特のヌメリ成分は糖質とたんぱく質が結合した粘性物質です。血中コレステロールの除去や血圧低下、胃や腸壁の潰瘍予防に働きます。タイは高たんぱくで低脂肪、消化吸収に優れお腹を温めて胃腸を整える働きを持つ白身魚です。さといもとタイを一緒に取ると、体力と知力が高まる食べ合わせになります。血中コレステロール低下、肝臓強化、胃腸強化に有効に働きます。
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