焼きサバそうめん

体力がつき、精神安定も期待できる
焼きサバそうめん
40
576
6.4
1人分

材料

(1人分)
サバ1尾
そうめん3束
刻みねぎ適量
A砂糖大さじ4
みりん大さじ4
しょう油大さじ4
しょうが汁1片分
240CC
240CC

効能

体力強化、コレステロール低下

作り方

① サバは三枚におろし、グリルで表面に焼き色がつくまで焼く。
② フライパンにAを入れて火にかけ、煮立ったらサバを入れてやわらかくなるまで煮る。目安は約20分。
③ 鍋にたっぷりの湯を沸かし、そうめんをややかために茹で、ザルにあげて冷水でヌメリを洗い流し、水気をきる。
④ ②の鍋からサバを取り出し、食べやすい大きさに切る。
⑤ ④の鍋にそうめんを入れて煮、煮汁が完全になくなる前に火を止める。
⑥ 器にそうめんとサバを盛り付け、ねぎを添える。

解説

焼きサバそうめんは滋賀県湖北地方の長浜周辺で古くから食されていた郷土料理です。湖北地方は内陸部ですが、サバの水揚げが多い若狭湾の近くに位置することから、焼きサバは一般的な食材として広く利用されていました。湖北地方には一年で最も忙しい農繁期に焼きサバを送るという「五月見舞い」という風習がありました。この風習は農家へ嫁いだ娘を気遣う親心から誕生したと言われています。親から送られた焼きサバを、娘はそうめんと炊き合わせることで、忙しい農繁期の手軽な料理を生み出したと伝えられています。

コメント

サバは体を構成するたんぱく質を豊富に含み、良質な脂質や体に抵抗力をつけるビタミンB2などが多く含まれている栄養魚です。血合い部分にはEPA(イコサペンタエン酸)・鉄分・タウリンなどが豊富で、EPAは血栓を予防し、鉄分は貧血や食欲不振を解消し、タウリンはコレステロール低下に働きます。そうめんは小麦粉を主原料とする乾麺の一種で、気力を増す働きがあり、常食すると胃腸を丈夫にする働きがあります。しょうがの辛味成分のジンゲロンやショウガオールが食欲増進に働き、サバとそうめんと一緒に取ると、体力がつく食べ合せになります。精神安定も期待できます。
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