深川丼

動脈硬化や糖尿病の予防、精神安定も期待できる
深川丼
60
545
3.2
1人分

材料

(2人分)
アサリ500g(むき身は150~200g)
油揚げ1枚
白ねぎ30g
大さじ2
Aしょう油大さじ1と1/2
みりん小さじ2
砂糖小さじ2
味噌小さじ1
しょうが少々
ごはんどんぶり軽く2杯分
刻み海苔適量

効能

貧血、肝臓、糖尿病、動脈硬化

作り方

① アサリは砂抜きし、鍋に入れて酒を加え、ふたをして強火にかける。途中鍋を揺すりながらアサリの口が開いたら火を止め、そのまま冷ます。冷めたら身を外す。
② 油揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、半分の長さに切り、細切りにする。
③ ねぎは斜め切りにする。
④ しょうがは細切りにする。
⑤ 鍋にアサリのだし汁、しょうが、Aを入れて火にかける。
⑥ ひと煮立ちしたら油揚げとねぎを入れ、再び煮立ったらアサリを加えて少し煮詰める。
⑦ どんぶりにごはんを盛り、⑥をのせ、刻み海苔を飾る。

解説

深川丼は東京下町の郷土料理です。深川は埋め立てられる前は隅田川の河口で、江戸時代にはアサリやハマグリの名産地でした。その当時、忙しい漁師が海上での昼食として、獲ったアサリを味噌汁に入れ、ごはんの上にかけて食べていたのがルーツといわれています。油揚げとねぎを味噌で煮て白いごはんにかけたものを「深川丼」、しょう油味で炊き込んだものを「深川飯」と区別して呼ぶといわれています。

コメント

アサリは良質のたんぱく質、鉄分、カルシウム、ビタミンB群などを豊富に含んでいる貝です。鉄分含有量はシジミに匹敵し、ビタミンB12は貝類トップの含有量。鉄は血液中にあるヘモグロビンの成分のひとつで、増血作用のあるビタミンB12と一緒に貧血を予防し、肝臓強化に働きます。油揚げやねぎと一緒に取ると、動脈硬化や糖尿病の予防、精神安定も期待できる食べ合わせになります。アサリのビタミンB12は水溶性なので、汁も無駄なく使いましょう。
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