ママカリ鮨

血液がサラサラになり、脳の機能も高まる
ママカリ鮨
60
685
3.4
1人分

材料

(4人分)
ママカリ20匹
2カップ
A大さじ4
砂糖大さじ5
少々
B40CC
砂糖18g
9g

効能

コレステロール低下、脳の活性化

作り方

① ママカリはウロコを取り、尾ビレを残したまま、背ビレ、頭、内臓を取り、指で骨をはずして開き、両端の腹骨を取り除く。たっぷりの塩(分量外)を振り、1時間ほど置いて身を〆る。
② ①のママカリを酢(分量外)で洗い、Aの甘酢に漬ける。できれば一晩漬ける。
③ 米を分量よりも少な目の水で炊き、Bの合わせ酢を回しかけて酢飯を作る。
④ 酢飯を握り寿司のように握り、上に甘酢をきったママカリをのせ、握る。
⑤ 好みでわさびやしょうがを添える。

解説

ママカリは岡山県を代表する魚です。和名でサッパと呼ばれるママカリは、美味のためついつい箸が進んで「自分の家のご飯(ママ)が足りなくなり、隣から借りて(カリ)きて食べた」といわれることからこの名で呼ばれるようになったといわれています。特に岡山県南部地方では、ママカリ寿司はお祭りに欠かせないハレの日の郷土料理で、古くはママカリの押し寿司も作られていたといわれています。

コメント

ママカリはニシン科の海水魚で和名はサッパ。ママカリとは岡山地方での呼称で、体長は10~15cmで背が緑黒色、腹が銀白色をした魚です。脂質、カルシウム、ビタミンA、D、B12などを豊富に含んでいます。脂質は多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)で、EPAは血中コレステロールを下げて血液をサラサラにし、DHAは脳の働きを高めます。カルシウムは骨や歯を強化して精神安定に働き、酢で〆てあるため吸収がよくなっています。ママカリは産卵期直前の7月と、冬季に向けて脂質を蓄える10~11月が旬といわれ、この時期には良質な脂質がたっぷり含まれています。
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