なつめの甘露煮
胃腸の消化機能を調整する
60
498
1.5
1人分
498
1.5
1人分
材料
(4人分)
なつめ | 600g | |
砂糖 | 130g | |
しょう油 | 40CC |
効能
消化吸収、精神安定、美肌
作り方
① なつめはよく水洗いをし、実の先の小さな果枝を取り、鍋に入れ、かぶる位の水を加えて2~3分煮る。
② ①に砂糖としょう油を入れ、3分煮て火を止め、そのまま一晩置く。
③ ②を再び弱火にかけ、汁が絡まるようになるまでじっくり煮る。
② ①に砂糖としょう油を入れ、3分煮て火を止め、そのまま一晩置く。
③ ②を再び弱火にかけ、汁が絡まるようになるまでじっくり煮る。
解説
なつめのうま煮は、秋になると必ず登場する飛騨地方の郷土料理です。かつてはどこの家でもなつめの木が植えられており、生食が主ですが、岐阜県や愛知県足助町ではうま煮にします。寒さの厳しい中部地方では、うま煮や干したなつめを、厳しい冬を乗り切る貴重な保存食として食していました。現代でも、秋になると飛騨の店頭にはなつめが並び、作ったなつめのうま煮は瓶に詰めて冷蔵庫で保存します。
コメント
なつめはクロウメモドキ科の落葉高木で、原産地は中国といわれ、日本には古代に伝わり果樹として栽培されました。「紅棗(こうそう)」とも呼ばれ、中国では五果のひとつに数えられ漢方薬として利用されています。果実は小さな楕円形で、鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、食物繊維などの成分を含み、胃腸の消化機能を調整し、精神安定や美肌効果に働きます。