なすとそうめんの煮物(なすそうめん)

水分代謝が高まり、体のほてりが改善される
なすとそうめんの煮物(なすそうめん)
30
136
3.1
1人分

材料

(4人分)
なす4個
そうめん100g
だし汁3カップ
砂糖大さじ1
しょう油大さじ3
オリーブ油適量

効能

動脈硬化、抗酸化力

作り方

① なすはヘタを取り、縦半分に切り、皮部分に碁盤目に深く切り込みを入れて水に放し、アクを抜く。
② 鍋にオリーブ油を入れて火にかけ、水切りしたなすを炒める。
③ ②の鍋にだし汁を入れ、砂糖としょう油を加えて甘辛く煮る(目安は15~16分)。
④ なすに味が馴染んだら、茹でたそうめんを加え、さっと煮て火を止める。

解説

なすとそうめんで作る煮物は真夏の石川県金沢を代表的する家庭料理です。夏が旬のなすを使ったこの煮物は、食欲の落ちやすい夏に、温かくしても冷やしても美味しく食べられる料理です。味つけも味噌にしたり、そうめんも下茹でせずにそのまま使ったりと、家庭により様々な調理法で作られています。そうめんが汁を吸うので煮汁を多めに使うのが秘訣です。同様な料理は全国各地にあり、三重県ではお盆の行事食として食されています。

コメント

成分の約95%が水分であるなすは、体を冷やす作用が高いため暑さ負けしそうな時や体のほてりが強い時などに有効な野菜です。皮に含まれるナスニンには活性酸素の発生を抑制する強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化の予防に働きます。ナスニンは水溶性なので油で軽く炒めてから調理すると流失を抑えることができます。そうめんと一緒に取ると、糖質・ビタミン・ミネラルが加わることで体力がつき、水分代謝が高まり体のほてりが改善される食べ合せになります。
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