きらず餅
老廃物が排泄され、消化器系全般が丈夫になる
60
120
0.4
1個分
120
0.4
1個分
効能
便秘、コレステロール低下、体力強化
作り方
① もち米は水に一晩漬け、水切りして蒸す。寒い時期はぬるま湯に漬けるとよい。
② 蒸気の立った蒸し器に布きんを敷いてもち米を広げ、ところどころに指でくぼみを作り、ふたをして強火で20~30分蒸す。途中もち米に水を振りかけ、もち米が乾かないようにする。芯が残ってなければ蒸し上がり。
③ おからは軽く蒸す。
④ 蒸したもち米をよく搗き、おから、塩、砂糖を加えてさらによく搗く。
⑤ 手水をつけながら④を20等分に分け、真中に小豆あんを入れて丸め、きな粉をまぶす。
② 蒸気の立った蒸し器に布きんを敷いてもち米を広げ、ところどころに指でくぼみを作り、ふたをして強火で20~30分蒸す。途中もち米に水を振りかけ、もち米が乾かないようにする。芯が残ってなければ蒸し上がり。
③ おからは軽く蒸す。
④ 蒸したもち米をよく搗き、おから、塩、砂糖を加えてさらによく搗く。
⑤ 手水をつけながら④を20等分に分け、真中に小豆あんを入れて丸め、きな粉をまぶす。
解説
高知県佐川町尾川で昔から作られていたおから入りの餅です。きらずとはおからのことで、もち米に同量のおからを混ぜ込んで搗き、中に餡を入れて丸め、周りにきな粉をまぶして作ります。佐川地域は江戸時代、土佐藩山内家の筆頭家老深尾和泉重良が豆料理の文化を持ち込んだと伝えられ、納豆や豆腐などの豆料理が日常の食生活に溶け込んでいる地域です。どの家庭でも正月前には必ず豆腐を作り、その時にできるおからで餅を作って豆腐同様、正月に食べていたと伝えられています。きらず餅は3日ほどはやわらかいままで食べ、それ以降は焼いて食べるといわれています。
コメント
別名卯の花と呼ばれるおからは、豆腐を作る時に用いる豆乳の搾りかすです。固形分の50%以上が食物繊維で、豆腐に近い栄養価を持っています。もち米はでんぷんやたんぱく質を多く含み、ビタミン、ミネラル、食物繊維なども豊富に含んでいる高エネルギー食品です。おからともち米を一緒に取ると、豊富な食物繊維が腸のぜん動運動を促して便通を整え、老廃物を排泄して血中コレステロールを減らし、胃腸をはじめとする消化器系全般を丈夫にして体力がつく食べ合わせになります。小豆ときな粉でビタミンB群・カルシウムや鉄分などのミネラルを補います。
「おから」
おからは豆腐を作る際に出る豆乳の搾りかすで、別名「卯の花」「きらず」などと呼ばれています。固形分の50%以上は食物繊維で、たんぱく質や脂質を含み、カルシウムやカリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。おから自体には味がないのですが、味つけがしっかりしていれば、どんな食材と組み合わせても美味しく食べることができます。豊富な食物繊維は水溶性と不溶性がバランスよく含まれており、腸のぜん動運動を促して便通をよくし、腸内に溜まった老廃物を排出し、血中コレステロール値の低下に働きます。酸化しやすいので、早めに調理することが大切です。
「おから」
おからは豆腐を作る際に出る豆乳の搾りかすで、別名「卯の花」「きらず」などと呼ばれています。固形分の50%以上は食物繊維で、たんぱく質や脂質を含み、カルシウムやカリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。おから自体には味がないのですが、味つけがしっかりしていれば、どんな食材と組み合わせても美味しく食べることができます。豊富な食物繊維は水溶性と不溶性がバランスよく含まれており、腸のぜん動運動を促して便通をよくし、腸内に溜まった老廃物を排出し、血中コレステロール値の低下に働きます。酸化しやすいので、早めに調理することが大切です。