寒天の日

2005年2月16日、テレビの全国放送で寒天が健康食品として紹介され、大ブームを引き起こしたことから、長野県の茅野商工会議所と長野県寒天水産加工業協同組合が2月16日を記念日として制定しました。天然製造の寒天はこの時期に大詰めを迎え、体内に脂質や老廃物が溜まりやすい冬の時期には寒天の豊富な食物繊維が有効に働きます。

ワカメと炒り卵の寒天寄せ

ワカメと炒り卵の寒天寄せ
寒天は天草を主原料にイギス、エゴノリなどのところてんの原藻から作られる食品で、冷水には溶けませんが、熱水に溶け、熱水溶液を冷やすと弾力性のあるゲル状に変化します。成分の約80%が食物繊維で高い整腸作用を持っています。ミネラルが豊富なワカメ、良質なたんぱく質と脂質を持つ卵と一緒に取ると、栄養バランスのよいダイエット食になります。コレステロール値低下と血圧低下が動脈硬化の予防に働きます。

ホタテ貝柱入り寒天ごはん

ホタテ貝柱入り寒天ごはん
ノンカロリーで食物繊維を豊富に含む寒天と、干した貝柱の戻し汁とほぐした身を混ぜて作る炊き込みごはんは、糖質過多を抑えるダイエット食です。ホタテ貝柱はたんぱく質・ビタミンB2・鉄分などを豊富に含み、その栄養価や薬効は生のものより干したものの方が優れています。干したものは「干貝(かんぺい)と呼ばれ、寒天と一緒にコレステロール値や血圧低下に働きます。

つゆくさの寒天寄せ

つゆくさの寒天寄せ
寒天は海藻のテングサやオゴノリを原料にして作られ、食物繊維やカルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいる食材です。卵は必須アミノ酸のすべてをバランスよく含んでいる完全食品。つゆくさ・卵・寒天を一緒に取ると、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維のすべてが含まれる栄養価に優れた一品になります。滋養や健脳に優れダイエットにもおススメです。

しょう油麹の寒天寄せ

しょう油麹の寒天寄せ
寒天は海藻のテングサやオゴノリを原料にして作られ、食物繊維やカルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいる乾物です。食物繊維は胃酸で分解されるとアガロオリゴ糖という物質になり、抗酸化作用を持っています。卵は必須アミノ酸のすべてをバランスよく含んでいる完全食品で、特に肝臓機能障害や増毛に効果の高いメチオニンを多く含んでいます。寒天と卵を一緒に取ると、卵に足りない食物繊維が補われ、滋養や健脳に優れた食べ合せになります。良質なたんぱく質が取れるダイエット食として、肥満予防にも有効な一品です。

キウイ・レーズン・小豆のゼリー

キウイ・レーズン・小豆のゼリー
キウイフルーツに豊富に含まれる食物繊維のペクチンは、カリウムやクエン酸の働きと一緒に、血中コレステロールを減らして脂肪分解に働きます。カリウムやサポニンが豊富な小豆と一緒に取ると、生活習慣病の予防に優れた働きを発揮し、高い利尿作用が期待できます。キウイ・寒天・小豆の食物繊維が腸の働きを整え、便秘予防に働きます。