ブリの日

12月20日をブリの日とした理由は、①ブリは漢字で「魚へん」に「師」と書き、「師」は旧暦12月の呼び名の「師走(しわす)」に因むこと ②ブリの旬は12月であることから12月となり、20日と決められたのは「ブ=2」「リ=0」との語呂合わせによるものです。FM長野の番組中で提唱されましたが、認知度は今一歩。晩秋に南下する親ブリは「寒ブリ」と呼ばれ、脂がのり美味です。脂質は良質なEPAやDHAで、脳細胞を活性化して血中コレステロール低下に働きます。成長に従い名前が変わるため、出世魚とも呼ばれる縁起のよい魚です。

ブリ竜田揚げのおろし和え

ブリ竜田揚げのおろし和え
ブリは良質なたんぱく質や脂質、タウリンやビタミンDやEを豊富に含んでいる赤身魚です。脂質のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は良質であるという反面、酸化しやすいという欠点がありますが、ブリにはその酸化を防ぐビタミンEが豊富に含まれているため、その心配はありません。ブリに含まれる鉄分はりんご・大根・みかんのビタミンCの働きで吸収率が高まり、貧血予防が期待できます。高血圧や動脈硬化の予防、ダイエットにも有効です。

ブリの梅肉青じそ揚げ

ブリの梅肉青じそ揚げ
ブリと梅干しは、ブリの鉄分を梅干しのクエン酸が促進するため、増血に働き血行がよくなる食べ合わせです。また、ブリのビタミンB1と梅干しの有機酸が血液中に溜まった乳酸(疲労物質)を分解するため、疲労回復に有効です。青じそ特有の香りがブリのカルシウム・ビタミンDと一緒に働き、精神安定やストレス解消に働きます。