ウコン

turmeric

解説

ショウガ科の多年草で、世界に50種類以上あり、インドを中心とする熱帯アジアが原産です。5千年の歴史を持つインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」や、中国明の時代の『本草網目』でも記述があるほど、古くから珍重されていました。日本では江戸時代の初期に、幕府が創設した薬草園「麻布御薬園」で、琉球王朝から伝わったウコンを栽培していたと記録されています。

成分

お香のような香りとわずかな辛みがある。香辛成分はターメロール、フェラドレンなど。アズレン、シオレーネ、エレメン、フラボノイドなどを含んでいる。黄色い色素はクルクミン。

調理ポイント

殺菌効果があるので、魚や肉などを保存する時に、振りかけておくとよい。
レシチンを含む食材と一緒に取ると、クルクミンの吸収が高まる。