うこっけい卵

silkie-egg

解説

別名絹糸鶏と呼ばれ、頭部に冠のように毛冠がついています。体格は鶏よりも一回り小さくて足の指が1本多く、皮膚や骨、肉が紫黒色のため、骨までカラス(烏)のように黒いということでこの名で呼ばれています。原産地は中国といわれ、宮廷で薬膳料理として食されていました。日本には江戸初期に持ち込まれ、観賞用とされていたといわれています。

成分

たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン類、ミネラル類が他の卵よりも豊富に含まれている。リン、カルシウム、鉄分などのミネラル類、ビタミンA、B1、B2、B12、Dなどのビタミン類が多く含まれている。卵黄にはレシチンが、白身にはリゾチームが含まれている。

調理ポイント

酢卵にすると糖尿病や高血圧に効くといわれている。
酢卵の作り方:
 ①卵はよく洗い、米酢と一緒にフタ付きのビンに入れる。(卵2個に対して米酢2合)
 ②1週間位冷蔵庫に入れて置くと、殻が溶けて白身の奥に黄身が見えるようになる。
 ③冷蔵庫から出し、卵を取り出し、よく混ぜてできあがり。
 ④毎日、朝晩の2回、お猪口に1杯飲むとよい。
栄養価の高い卵だが、唯一含有していない栄養素がビタミンCと食物センイ。卵料理の時にこの2つの栄養素をプラスすると完全食になる。
パックに表示されている賞味期限は生食の期限なので、賞味期限の過ぎた卵は、加熱して早めに食べるとよい。ひび割れしている卵の生食は控えた方がよい。
生食の場合は、食べる直前に割る。割ったままにしておくと細菌が増殖しやすくなるので注意する。