シジミ

shijimi-clams

解説

シジミは大別すると真シジミ、瀬田シジミ、大和シジミに分けられます。真シジミと瀬田シジミは冬が旬で「寒シジミ」と呼ばれ、夏が旬の大和シジミは「土用シジミ」と呼ばれています。「土用シジミは腹薬」と言われるように夏のシジミは胃腸を整え、夏バテに防止に用いられていました。「しじみよー、しじみよー」との掛け声のシジミ売りは江戸の町の風物詩でもありました。

成分

カルシウム、鉄、ビタミンB2、B12が豊富に含まれている。必須アミノ酸の一種であるメチオニン、タウリンも含まれている。肉にはアラニン、コハク酸が含まれ、独特のうま味と香味がある。

調理ポイント

味噌と合わせると肝臓機能が高められるので、みそ汁にするとよい。
加熱しすぎると風味が失われるので、口が開いたらすぐに火を止める。
入手したらその日の内に砂抜きをし、できるだけ早く食べるとよい。冷蔵庫に数時間入れておくと、うまみ成分が増える。
冷凍しても味が落ちない。逆に冷凍した時の方が汁にした時に溶け出すうまみ成分が増える(冷凍保存期間は6カ月)。

レシピ