もずく

mozuku

解説

もずくの名前の由来は、天然のもずくが海藻に付いて生育するところから「藻に付く」が、やがて「もづく」「もずく」と呼ばれるようになったといわれています。歴史に関する文献はほとんどなく、海に囲まれた日本では古来より食されていたと想像されています。養殖技術が進んだことで消費が大幅に増え、全国消費量の約95%を沖縄県が生産しています。

成分

水分が約97%を占め、食物センイを豊富に含んでいる。ヌルヌルの主成分はフコイダンという多糖類で食物センイの一種で、含有量は海藻類の中ではトップクラス。ナトリウム、マグネシウム、鉄、マンガンなどのミネラル類を含有している。

調理ポイント

塩蔵品を戻す時は、ざるに入れて流水で洗うようにする。水に漬け過ぎると味が落ちる。
味が付いていないもずくは、天ぷらにすると美味。味噌汁や卵焼きに入れてもおいしい。
もずく雑炊がおススメ。つくり方は味のついていないもずくを庖丁の背でたたき、ごはんの上に乗せ、熱々のダシ汁をかける。わさびやしょうゆでいただく。
太もずくの方が細もずくよりも、やわらかく歯ごたえがある。