生揚げ
解説
豆腐の加工品で、厚めに切った豆腐に重しをして水気をきり、高温の油で揚げたもので、厚揚げとも呼ばれています。表面は油揚げのようにかたいですが、中はほとんど変化しないで豆腐のままです。大豆の栄養素を引き継ぎ、リノール酸は大豆よりも多いためコレステロールが気になる人におススメです。煮崩れしないため、さまざまな調理に利用されます。
成分
大豆と同様の成分を含有しており、さらに、加工されることで大豆の栄養分が吸収されやすくなっている。たんぱく質は良質でベータコングリシンが豊富に含まれている。脂質は不飽和脂肪酸のリノール酸が多い。ビタミンB1、E、葉酸などのビタミン類や、カルシウムや鉄分などのミネラル類を含んでいる。サポニンやレシチンを含有している。
調理ポイント
リノール酸は酸化が早いので、揚げたて以外は油抜きをするとよい。古くなったものを食べると腹痛や下痢を起こすことがあり、また、逆にコレステロールが増えてしまうので注意する。
煮崩れしないので、煮物、炒め物、和え物など、どんな調理にも向く。
煮崩れしないので、煮物、炒め物、和え物など、どんな調理にも向く。