甘酒

amazake

解説

アルコール分が少なく甘酸っぱくてドロリとした「天甜酒」、『日本書紀』に登場するこの飲み物が甘酒のルーツといわれています。アルコール分を含まない「甘酒」となったのは室町時代。滋養豊かな甘酒は子どもの健康を守る飲み物としておおいに活用され、「ここまでおいで、甘酒進じょ」と幼児に語りかける言葉も残っています。食中毒の多かった江戸の夏場によく飲まれる飲料で、現在の点滴の成分に似ているといわれています。

成分

ブドウ糖が20%を占める。麹酸、プロテアーゼやリパーゼなどの酵素を含んでいる。必須アミノ酸が豊富で、ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸などのビタミン類を含んでいる。

調理ポイント

酵素は熱に弱いので、60℃以上に加熱しないこと。
生甘酒は食後に飲む方が、甘酒中の消化酵素の働きが生かされてより効果的。
しょうが汁やレモン汁を加えると、抗酸化力がさらに高まる。
牛乳で割るとカルシウムの補給になる。
生甘酒は、賞味期限を過ぎるとアルコール発酵の過程を経て、酢酸(さくさん)発酵する。これは米酢(よねず)なので、食酢として利用できる。