大晦日
12月31日は年越しです。新しい年を迎えるこの日には、寝ると白髪が生えるとかシワができるなどという禁忌が、今なお各地で言い伝えられています。この日には家族揃ってそばを食べ、除夜の鐘を聴き、新しい年をむかえます。除夜の鐘は合計百八で、旧年中に百七撞き、最後の鐘は新年早々に撞き、「百八つの煩悩」とは古い年とともに訣別します。大晦日に定番となった年越しそば(別名:「晦日そば」「つもごりそば」「大年そば」)の習慣は諸説ありますが、江戸時代、金箔を扱う職人が、散らばった金銀の粉を集めるのに練ったそば粉を使ったということから、金(財宝)が集まることを祈願したためというのが、一番よく知られている由来といわれています。