にんにくの数倍ものアリシンを含んでいる行者にんにくと、ビタミンB1が豊富な豚肉の食べ合わせは、疲労・倦怠感・食欲不振などの症状を回復させる最強のコンビです。しょうがを加えて食欲を増進させ、ブラウンえのきで腸内を整え、にんじんで抗酸化力を高めます。ブラウンえのきは野生種と栽培種のえのきを交配させた品種で、独特の風味を持ち、カサの部分はなめこに似たヌメリを持っています。
せりと大根でビタミンC、せりとスライスチーズでビタミンAを取る食べ合わせは、血管や粘膜を強化し、風邪の予防や美肌作りに有効な一品です。せりの香り成分と大根の消化酵素が、胃腸の働きを促して消化を高めます。
せりに含まれるビタミン類やミネラル類は、血液の流れをスムーズにして健康な状態にする作用を持っています。にんじんやにんにくと一緒に取ると、抗酸化力がより高まり細胞の酸化が予防される食べ合わせになります。加熱し過ぎると栄養素や薬効が減少してしまうので、短時間でさっと加熱しましょう。
ごはんとふき味噌の焼きおにぎりは、冷めても美味でおべんとうにピッタリです。ふき味噌の苦みと香り成分が食欲増進に働き、胃腸の働きを強めて消化を促します。カツオ節を加えることでうまみがプラスされ、健脳効果も高まります。付け合せにビタミンCが豊富な大根と春菊を添えることで、栄養バランスを整えます。
