干ししいたけときくらげは抗ウイルス・抗がん作用に優れた食材です。血液中の過剰な中性脂肪やコレステロールを体外に排出する働きを持っており、木綿豆腐と一緒に取ると、豆腐のたんぱく質やサポニンの働きがプラスされ、脂質異常の予防に有効な食べ合せになります。ごぼうやにんじんに含まれる食物繊維が血管壁のコレステロール沈着予防効果をさらに高めます。
ヒジキ・小豆・れんこんは、豊富に含まれる食物繊維がコレステロール吸収を妨げるため、血液中の脂質濃度低下に有効な食べ合わせです。小豆のビタミンB1は糖質を分解し中性脂肪低下に働き、サポニンは血液中の脂肪を洗い流して血流をスムーズにします。糖尿病や疲労回復も期待できます。
豚肉はアミノ酸バランスに優れ、糖質を分解するビタミンB1を豊富に含んでいる肉です。しめじ・レタス・にんじんと一緒に取ると、豊富な食物繊維がコレステロールの低下に働くため、特に高トリグリセライド血症予防に有効な食べ合せになります。にんじんのβ―カロテンとくるみのオメガ3脂肪酸が、コレステロール酸化や血液中の脂質濃度低下をさらに高めます。
鮭は良質なたんぱく質とEPA(イコサペンタエン酸)を豊富に含んでいます。美しい赤色はアスタキサンチンというカロチノイド色素で体内に吸収されるとビタミンAの効果を発揮します。たまねぎと一緒に取ると血管内の脂質が減少し、血液サラサラ効果が高まります。オリーブ油の一価不飽和脂肪酸がコレステロールの低下効能をさらに高め、ゆず酢が血中の中性脂肪の上昇抑制に働きます。
サバは体力を強化する栄養魚として古くから食べられてきた青魚です。豊富に含まれる多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)は動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防に優れ、ナイアシンやタウリンがコレステロール低下に働きます。たまねぎ・にんじん・ヒジキの食物繊維と一緒に食べ合わせると、血管壁のコレステロール沈着が予防され、脂質異常や動脈硬化の予防に有効です。
アジは特有のクセのないうまみ成分を持つ青魚です。良質のたんぱく質や不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)を豊富に含んでいるため、食物繊維の豊富なしいたけやごぼうと一緒に取ると、血管壁のコレステロールの沈着が予防され、高LDLコレステロール(悪玉コレステロール)血症予防に有効な食べ合せになります。アジに含まれるタウリンは動脈硬化予防にも有効です。
サンマは滋養強壮に優れた大衆魚で、良質なたんぱく質や多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含んでいます。β‐カロテンが豊富な青じそ・不飽和脂肪酸が豊富なカシューナッツと一緒に取ると、体内のコレステロールの低下やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化変性が予防され、脂質異常に有効な食べ合わせになります。オリーブ油の一価不飽和脂肪酸が体内コレステロール低下にさらに働きます。