カレーうどん

うどんの原料である小麦粉は、たんぱく質・ビタミン・ミネラルを米よりも多く含んでいる穀類です。小麦粉、豚肉、たまねぎ・ねぎと一緒に取ると、小麦粉と豚肉のビタミンB1の働きがたまねぎやねぎの硫化アリルの働きによって高められ、疲労回復や体力強化に優れた食べ合わせになります。カレー粉の抗酸化力がプラスされることで、細胞の酸化が予防され免疫力が高まります。

五目飯

五目飯は野菜や鶏肉など、数種の具をしょうゆ味で炊き込んだごはんで、「かやく飯」「骨董飯(こっとうはん)」とも呼ばれています。たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維がバランスよく取れ、体力強化と同時に体の生理機能を整えます。具は好みのものを入れてください。米は胚芽部分を残した胚芽米を使うと、ビタミンB1やビタミンEの含有量が倍増し、疲労回復や老化防止効果が高まります。

索餅・無木奈波・麦縄

七夕は古くは「七日の御節句」といい、宮廷に「索餅」が献上されていました。索餅は現在の「素麺の原型」ともいわれ、素麺よりも太く、縄のようによじり合わせて作られていた麺です。その縄のような形状から、和名では「無木奈波(むぎなわ)」「麦縄(むぎなわ)」とも呼ばれています。小麦粉・米粉・塩で作られる麺で、豊富な糖質とたんぱく質がエネルギー源となり、消化器系を丈夫にする働きに優れています。カルシウムも豊富に含まれ、精神安定にも有効です。

カレー風味のヨーグルトソース

ヨーグルトは原料の牛乳が持つ栄養成分をそっくり持ち、さらに乳酸菌によってたんぱく質や脂肪が分解されているため、牛乳よりも消化吸収に優れているという利点を持っています。粒マスタード・カレー粉・ブロッコリーと食べ合わせると抗酸化力が高まり、抗がん作用が期待できます。エビ特有の甘みは遊離アミノ酸のグリシンやベタインで、血中コレステロールを低下させる働きを持っています。

小ねぎとイカのマリネ

小ねぎの青葉の部分はカロテン、ビタミンC、カリウムなどを豊富に含んでいます。イカに多く含まれるタウリンは強い抗酸化力とコレステロールを下げる働きを持っています。きくらげは血液浄化作用に優れており、イカ・ねぎ・きくらげを一緒に取ると、血栓予防に有効な食べ合わせになります。オリーブ油とワインビネガーがその働きをさらに高めます。

ブロッコリースプラウトの海苔酢

ブロッコリースプラウトには、体内に備わっている解毒酵素を活性化させて発がん物質の働きを抑える働きを持つ「スルフォラファン」という物質が、ブロッコリーよりも多く含まれています。海苔、たまねぎ、ホールコーンと食べ合わせると、シミやそばかすなどの予防、便秘予防に優れた効果を発揮します。カロテンやビタミンCもタップリ取れます。

鶏ひき肉のいなりずし

油揚げはアミノ酸バランスに優れたたんぱく質と脂質を含んでおり、鶏肉と一緒に取ると体力が強化される食べ合わせになります。油揚げには不飽和脂肪酸のリノール酸やビタミンEが多いため、ごまをプラスすると、コレステロール低下や老化防止に働きます。せりでカロテンとビタミンCを補います。

トロロ麦飯

トロロとはすりおろした状態でネバリのある食べ物の総称ですが、一般的には強い粘性を持つすりおろしたやまのいもを指す言葉として使われています。でんぷん分解酵素のアミラーゼを豊富に含むやまのいもと、ビタミンやミネラル含有が高い麦飯を一緒に取ると、サラッとした食感と胃もたれしない消化のよさが特徴の滋養に溢れた食べ合わせになります。消化吸収や整腸作用に優れた味噌をプラスすることで体力が強化され、特に体力の落ちた時におススメです。

十八粥(団子粥)

15日に作った小豆粥を残しておき、再度餅を入れて食べるのが十八粥です。食材も作り方も小豆粥と一緒で、当然、効能も同様です。疲労回復、利尿作用、老化防止、抗酸化力に優れています。

小豆粥(福茶粥)

小豆粥は疲労回復力や体内を解毒する働きに優れたお粥です。炭水化物含有の高い小豆を米と一緒に炊くと、双方のたんぱく質に含まれるアミノ酸のスコアが満点となり、力の出るエネルギー食となります。小豆粥は消化に優れ、利尿作用も高く、むくみを取り去り水分代謝をよくする働きを持っています。赤い色は水溶性の色素のアントシアニンで、強い抗酸化力を持ち老化防止に優れています。