パセリと新じゃがの塩・こしょう和え
春先に出回る新じゃがは、水分が多く小粒で皮の薄いのが特徴です。じゃがいもの栄養素は皮に近い部分に多く、皮にはクロロゲンという成分が含まれています。クロロゲンは細胞の突然変異を予防する働きを持っており、高い抗酸化力を持つパセリのβ‐カロテンと一緒に取ると、抗がん作用が期待できる食べ合わせになります。
パセリと豚肉のにんにく炒め
パセリ特有の香りは口臭予防に有効なので、パセリたっぷりの料理はおべんとうに向く一品です。最後に加えてさっと加熱することで、豊富に含まれるビタミンCの損失を防ぎます。パセリとにんじんのβ‐カロテンと豚肉のビタミンAが粘膜を強化して美肌を作ります。
アボカドと海苔のしょう油和え
わさび醤油で食べると味や食感がマグロに似ているといわれるアボカドは、和食の食材と相性のよい果物です。アボカドに含まれる必須アミノ酸のトリプトファンは成長期に欠かせない成分で、精神安定に働くセロトニンを作る働きを持っています。カルシウム含有の高い海苔と一緒に取ると、精神安定効果がさらに高まる食べ合わせになります。
にらとイワシのかき揚げ
イワシはカルシウムとビタミンDを豊富に含む魚です。カルシウムとビタミンDを同時に含むイワシは骨の強化と同時に精神安定に有効な青魚です。にらと一緒に取ると、イワシの不飽和脂肪酸がにらに含まれるβ‐カロテンの吸収率を高め、粘膜強化や風邪などの感染症予防に働く食べ合わせになります。
くるみ入りにらごはんの豚肉巻き
にらに含まれる硫化アリルは豚肉のビタミンB1の吸収率を高める働きを持っているため、にらと豚肉を一緒に取ると疲労感や倦怠感の回復に有効な食べ合わせになります。ごはんの糖質がエネルギー源となって体力強化に働き、くるみとカツオ節が健脳効果を高めます。イライラや不眠にも有効に働きます。
あさつきとツナ缶の卵焼き
あさつきはネギ属エゾネギの変種で野草の一種です。特有の強い香りはねぎ類と同様の硫化アリルで、ビタミンB1の吸収を高める働きを持っています。卵・ツナ缶と一緒に取ると栄養バランス満点の食べ合わせになり、疲労回復や体力増強に働きます。※見た目が似ている「わけぎ」はネギ属ワケギでねぎとたまねぎの雑種です。
白滝とえのきだけの炒り煮
白滝は細く素麺状に切ったこんにゃくで、成分の97%は水分ですが、含有されるグルコマンナンという水溶性の食物繊維がコレステロール低下に働きます。えのきだけと一緒に取ると、豊富な食物繊維が腸のぜん動運動を活発にして便秘を解消します。










