ミニトマトのコンポートヨーグルトがけ

トマトに豊富に含まれるリコピンは、加熱すると含有量が高まります。トマトを加熱して冷やすコンポートは、抗酸化力の高いリコピンの働きで細胞の酸化が予防されます。腸内で善玉菌を増やすヨーグルトと一緒に取ると、ビフィズス菌の活動が活性化され、抗がん作用や便秘予防、コレステロール低下などに有効です。

トマトそうめん

夏の陽射しをたっぷり浴びたトマトはビタミンCの宝庫です。エネルギー源となるそうめんに動物性たんぱく質のツナをフラスして体力を強化します。カロテンを豊富に含む青しそと一緒に食べると、血管強化や美肌効果が高まります。

トマトとにんじんのジュース

ビタミンの宝庫と呼ばれるトマトとカロテン豊富なにんじんで作るジュースは、美肌や抗がん作用に優れています。にんじんにはビタミンCを破壊する酵素が含まれているので、ゆでてから使います。トマトは皮や種にも栄養成分や薬効がたっぷり含まれているので丸ごと使いましょう。

すいか白玉と小豆のスイーツ

白玉粉はもち米の加工品で粒が細かく独特の風味を持っています。栄養価はもち米に準じ、貯蔵性に優れて消化がよく、ゆでてもかたくならない特徴を持っています。すいかの果糖やブドウ糖は即エネルギー源として働き、小豆のビタミンB1と食物繊維が疲労回復や便秘解消に働きます。すいか・白玉・小豆は、夏の暑さに疲れた体を素早く回復し、体力強化に優れた食べ合わせです。

アジの春巻

アジの脂質に含まれるEPAには血中コレステロールを下げる働きがあり、DHAには学習能力を高める働きがあります。カルシウムも豊富に含まれ、しいたけのビタミンDと一緒に取ると、カルシウム吸収率が高まり、骨や歯が強化され骨粗鬆症の予防に有効な食べ合わせになります。

アジの冷や汁

冷や汁は宮崎県日向地方の郷土食で夏に食される汁物です。アジはたんぱく質や脂質が豊富で、特有のクセのないうま味はグルタミン酸や遊離アミノ酸によるものです。アジの脂質は不飽和脂肪酸のEPAやDHAで、ごまの不飽和脂肪酸と一緒に、血中コレステロールを下げ、脳を活性化する食べ合わせになります。

ウナギとにんにくの炒り卵サラダ

夏バテ予防の筆頭に登場するウナギは、体に抵抗力をつけるビタミンA・疲労回復に働くビタミンB1・老化を防止するビタミンE・コラーゲンなどを豊富に含んでいるため、体力強化や美肌に優れた効果を発揮します。にんにくや卵を食べ合わせて、疲労回復や老化防止効果を高めます。

シジミの炊き込みごはん

シジミはたんぱく質・ビタミンB群・カルシウムなどを豊富に含み、必須アミノ酸の一種であるメチオニンや遊離アミノ酸のタウリンが肝臓の機能を高めるため、肝臓病に優れた効果を発揮します。豊富なビタミンB12や鉄分も豊富なので、貧血気味の方にもおススメです。シジミの独特のうまみや香味を味わうために、調味料は控えめにし、またシジミは加熱すると身が固くなるので、炊き上がったごはんに混ぜていただきます。

枝豆ととうもろこしの蒸しローフ

鶏肉やとうもろこしに含まれているビタミンB1は、たまねぎの硫化アリルと一緒に取ると、ビタミンB1の吸収が高まり、疲労回復に優れた食べ合わせになります。とうもろこしのリノール酸・しいたけのエリタデニン・枝豆の食物繊維が、動脈硬化や高血圧の予防や改善に働きます。

枝豆サラダ

枝豆は若い大豆で、たんぱく質・ビタミンやミネラル類など栄養成分は大豆に準じて含有し、さらに大豆には含まれていないビタミンAやCを含んでいます。ビタミンAやCは風邪予防や美肌に働き、食物繊維やサポニンはコレステロール低下や便秘予防に働きます。枝豆のたんぱく質に含まれるメチオニンはアルコール分解を助ける作用があるため、夏の定番「ビールに枝豆」は理にかなった食べ合わせです。