納豆とさやいんげんの白和え風
納豆・豆腐・さやいんげん・にんじんは、納豆と豆腐に含まれるレシチンがコレステロールを洗い流し、さやいんげんとにんじんの食物繊維がコレステロール排出に働くため、血栓を予防し、脳梗塞の予防に優れた食べ合わせになります。
最盛期の夏を迎え、陽射しは強く、体力の消耗も激しい時期です。暑さで食欲が落ちるため、のどごしのよい麺類を取ることが多く、そのため糖質過多になりやすい時期です。
強い陽射しで体も酸化しやすく、こんな時期だからこそ、抗酸化力の高い野菜を食べましょう。例えばトマト。トマトの赤い色のリコピンは、抗酸化力が強く抗ガン効果の高いことで有名です。畑に根を張ったトマトはどんなに暑くても動くことができません。太陽の光熱で自分の身が酸化していくのを防ぐために、真っ赤な色で自分の身を守ります。トマトのリコピンはトマトが自衛のために生み出した産物。私たちはその効能をいただいているのです。トマトだけではありません。なすの紫黒色のナスニンや抗酸化力の高いカロテンを多く含有する緑黄色野菜も同様です。
また、夏の野菜は水分が豊富です。暑さや疲れ、水分不足などから起こりやすい熱中症を防ぐためにも、水分を多く含有する夏の野菜は有効です。
納豆・豆腐・さやいんげん・にんじんは、納豆と豆腐に含まれるレシチンがコレステロールを洗い流し、さやいんげんとにんじんの食物繊維がコレステロール排出に働くため、血栓を予防し、脳梗塞の予防に優れた食べ合わせになります。
カニは高たんぱくで低脂肪なダイエット食品です。コレステロールを下げるタウリンを豊富に含んでいるため、動脈硬化を防いで脳梗塞予防に働きます。セロリと食べ合わせると高血圧改善に、しいたけと食べ合わせるとがん予防に有効です。カニ詰を使う場合は、汁にタウリンが溶け出ているので汁ごと使うとよいでしょう。
タコは高たんぱくで脂質や糖質が少ない低カロリー食品です。血中コレステロール値を低下させるタウリンを豊富に含み、血栓予防や血圧安定に優れた働きを発揮します。豆板醤・ごま油・松の実の抗酸化力が細胞の酸化予防に働き、タコと一緒にインスリン効果を高める作用も期待できるので、糖尿病の改善にも有効です。みょうがと食べ合わせると門脈系の血流がよくなり、痔の症状改善に働きます。
イカにはアミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれています。タウリンは強い抗酸化力を持ち、血中コレステロールを下げて中性脂肪を減少させる働きに優れ、イカの中でも特にスルメイカに多く含まれている成分です。オリーブ・さやいんげん・たまねぎと一緒に取ると、オリーブの一価不飽和脂肪酸のオレイン酸がHDL(善玉コレステロール)の働きを高め、さやいんげんの食物繊維とたまねぎの硫化アリルが血流をよくして、血栓予防に有効な食べ合わせになります。
ブリは良質なたんぱく質と脂質を持ち、ビタミンDやEを豊富に含んでいる魚です。脂質は良質な不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)で、血中コレステロールを下げて脳梗塞予防に働きます。ビタミンEが豊富なごまをプラスすることで不飽和脂肪酸の酸化が抑えられ、細胞の若さが維持されます。梅干しやレモンのクエン酸が強力な抗酸化力を発揮し、血液サラサラに働きます。
EPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含むサンマ・オレイン酸が豊富なオリーブ・にんじんのβ―カロテン・たまねぎの硫化アリルは、血中コレステロールを下げて血栓を予防し、血管を強化して脳梗塞予防に働く最強の食べ合わせです。酢のクエン酸が強力な抗酸化力を発揮し、血液サラサラに働きます。
アジの持つ独特のクセのないうまみは、グリシンやグルタミン酸などの遊離アミノ酸によるものです。良質な脂質が血栓を予防し、カリウムや食物繊維が豊富なセロリと一緒に取ると、コレステロール値が低下し糖尿病予防にも有効な食べ合わせになります。黒豆、レモン、パセリの抗酸化力が脳梗塞予防効果をさらに高めます。