カニあんかけ豆腐花(トウフファー)風
豆腐花は豆乳とにがりで作る中国のデザートです。ここでは絹ごし豆腐で代用し、ポン酢をかけていただきます。カニのタウリンはコレステロールを下げる働きがあり、しいたけのレンチシンと一緒に動脈硬化の予防に有効です。豆腐のサポニンやリノール酸にもコレステロールを下げる働きがあるため、血液をサラサラにして生活習慣病の予防に働きます。
節分が行われる2月3日は、旧暦では一年最後の日に当たります。年の終わりの日に、悪霊を追い払い福を呼び込む「豆まき」を行い、翌日の立春に旧正月を迎えます。立春は冬と春の分かれる節目の日であり、一年の初めの日でもありました。
立春を迎えると少しずつ寒さが和らぎ、春の気配が感じられるようになってきます。山野では山菜が芽吹き出し、海では海藻がイキイキと育ち、そこまでやってきた春の息吹を感じることができるようになってきます。とはいえ、まだまだ空気は冷たく寒さも残る季節です。粘膜を強化する栄養素を十分に取って風邪に注意し、免疫力を高める食生活を心がけましょう。
豆腐花は豆乳とにがりで作る中国のデザートです。ここでは絹ごし豆腐で代用し、ポン酢をかけていただきます。カニのタウリンはコレステロールを下げる働きがあり、しいたけのレンチシンと一緒に動脈硬化の予防に有効です。豆腐のサポニンやリノール酸にもコレステロールを下げる働きがあるため、血液をサラサラにして生活習慣病の予防に働きます。
海のミルクと呼ばれる栄養価の高いカキと、β‐カロテンやビタミンCが豊富なブロッコリーの食べ合わせは、体力を強化して皮膚の粘膜を丈夫にし、風邪の予防や美肌効果に優れた働きをします。ビタミンCはカキのタウリン損失を防いで眼精疲労にも有効。オリーブ油の不飽和脂肪酸とクコの実のβ‐カロテンの抗酸化力が、より一層の細胞酸化を防ぎます。
脂質が少なくヘルシーでダイエットに向くスープです。エビには体を温める働きがあり、同様に体を温めて腎機能を補う白きくらげと銀杏を一緒に煮てスープにすると、腎臓の働きが高まり、夜間の頻尿に効果がある食べ合わせになります。子どもの夜尿症にも有効です。白きくらげは「銀耳(インアル)」と呼ばれる中華料理の高級食材で、不老長寿な食材として珍重されています。
ワカメにはカルシウムが豊富に含まれており、ビタミンD含有の高いサバと一緒に取ると、カルシウム吸収が高まり、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症の予防や精神安定に効果がある食べ合わせになります。不飽和脂肪酸を多く含むごま油にはビタミンEが豊富に含まれ、老化防止や白髪予防の効果が期待できます。
ワカメのヨードやカロテン、にんじんやねぎの青味部分に含まれるβ‐カロテンは、油と一緒に調理すると吸収率が高まります。これらの抗酸化力の高いカロテンが皮膚や粘膜を丈夫にし、美肌を作り風邪予防に働きます。タラコはスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもので、ビタミンAやB群を豊富に含み、ごはんの糖質がプラスされることで栄養バランスに優れたエネルギーの高い一品となります。
ワカメは酢と一緒に取ると、コレステロールや血圧を下げる働きが高まり、さらに、酢の力でやわらかく食べやすくなります。ながいものでんぷん分解酵素は消化吸収を高め、抗酸化作用のあるサポニンを持っており、青じそと一緒に細胞の酸化を防ぎ、がん予防に効果を発揮します。ワカメ特有のヌメリ成分は食物繊維のアルギン酸で、余分なナトリウムの排出やコレステロール値低下などに働きます。
カロテンとビタミンCが豊富な海苔、アミノ酸バランスに優れたチーズやマヨネーズを一緒に取ると、粘膜が強化されて血や肉が作られ、美肌や体力強化の食べ合わせになります。紅鮭の赤い色はアスタキサンチンというカロチノイド色素で、含有する脂質は不飽和脂肪酸のDHA。高い抗酸化力を持ち、細胞の酸化を防ぎ、抗がん作用に働きます。
海苔の食物繊維とアサリのタウリンが、血液中の余分なコレステロールを取り除き、血液をサラサラにして動脈硬化などの生活習慣病の予防に働きます。しょうがの辛み成分が胃液の分泌を促し、食欲を増進させます。アサリのビタミンB12は貧血を予防し肝臓を強化するので、悪性貧血気味の人にはおススメです。海苔の香ばしさは血流促進に働きます。