スティックセニョール

broccolini

解説

ブロッコリーと中国野菜の芥藍(かいらん)を掛け合わせた新種野菜で、「茎ブロッコリー」とも呼ばれています。芥藍は別名「チャイニーズケール」と呼ばれるキャベツの仲間の野菜で、アスパラガスの芯をやわらかくしたような食感を持ち、中華料理によく登場する野菜です。日本で誕生したスティックセニョールですが、誕生時には日本での普及は今一歩。しかしその高い栄養価からアメリカや欧米で人気の野菜となり、日本に逆輸入された経緯を持っています。花部分はブロッコリー、茎部分はアスパラガスの食感を持ち、幅広い料理に活用できます。

成分

ビタミンC・B1・B2・葉酸・カロテンなどのビタミン、カルシウム・カリウム・鉄などのミネラル、食物繊維などを含んでいる。アブラナ科に含まれる化学物質のサルフォラファンが含まれている。

調理ポイント

ゆでてから調理する。蕾部分はすぐに火が通るので、茎の部分から入れてゆでるとよい。
ビタミンCは熱に弱いので、ゆでる時間は短時間にする。
ビタミンCは水溶性なので、スープなどにすると無駄なく取ることができる。
カロテンは加熱や油と一緒に調理すると、吸収率が高まる。
がん抑制効果のあるスルフォラファンは熱に強い。
時間が経つと蕾部分が花開いてしまうので、すぐに使わない時はラップに包んで冷蔵庫へ。0℃に近い温度で保存すると、栄養価や鮮度を保つことができる。

レシピ