道明寺粉
解説
もち米を水に漬け、蒸してから乾燥し、粉にしたものが道明寺粉です。大阪・藤井寺市の尼寺、道明寺でつくられたため、この名がつけられました。道明寺の糒(ほしい)は有名で、その糒を砕いたものが道明寺粉。当初は携帯食や非常食として利用されたと『古事記』に記されています。現在では、粒の大きさもさまざまで、煎って焼色をつけたものもつくられています。
成分
主成分は炭水化物。カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛などのミネラル類が含まれている。ビタミンB1やB2を含有。食物センイも含まれている。
調理ポイント
道明寺粉は細かく割ったものを使えば、熱湯を注ぐだけで使えるので便利。