かぼちゃ煮

かぼちゃ煮

かぼちゃはβ-カロテンやビタミンCが豊富な野菜です。現在と違って食糧の乏しかった時代、本格的な寒さの中で風邪を予防し体力を強化するために、保存の効くかぼちゃは貴重品でした。β-カロテンは活性酸素を除去する働きに優れており、ビタミンCと一緒にがんや生活習慣病の予防に有効に働きます。豊富な食物繊維がコレステロール除去や便秘を予防し、体を温めて胃腸を丈夫にする作用があるため、体力強化が期待できます。夏が旬のかぼちゃを、冬至に備えて保存しておきます。

小豆餅

小豆餅

12月という一年で最後の月の始めの日には、小豆餅や小豆団子を食べる習慣があります。材料の小豆と米は、古来より先人たちが滋養のために食してきた食べ合わせです。小豆と米は双方を一緒に取ることで、双方に不足気味の必須アミノ酸を補うことができ、労働で疲れた体を癒して体力の強化に働きます。小豆は疲れを取り去るビタミンB1、腸内環境を整える食物繊維、抗酸化力の高いポリフェノール、利尿作用に優れたサポニンなどを含んでおり、疲労回復やむくみ取りに優れた効果を発揮します。

れんこん団子の辛子酢じょうゆ

れんこん団子の辛子酢じょうゆ

れんこんは食物繊維を豊富に含んでいる根菜です。食物繊維は便通を整えると同時に悪玉コレステロールの生成を抑える働きを持っています。れんこんには胃腸の働きを高める作用もあり、加熱するとその働きはより一層高まります。銀杏と白玉粉の糖質が体力強化に働き、酢を一緒に取ることで栄養成分の吸収が高まります。

鮭の木の葉焼き

鮭の木の葉焼き

鮭は加熱すると消化機能が増進して気力が増す働きを持っています。胃腸の働きは粉山椒をプラスすることでさらに高まり、そのため体力強化が期待できます。鮭の赤い色はカロチノイド色素のアスタキサンチンで、抗酸化力に優れ、体内に吸収されるとビタミンA効果を発揮して粘膜や皮膚の強化に働きます。しょうが・あさつき・青じそで抗酸化力を高めます。

ピーナッツおにぎり

ピーナッツおにぎり

落花生はたんぱく質や脂質を主成分とし、ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいる種実です。米の糖質と一緒に取ることで三大栄養素をバランスよく取ることができ、体力や免疫力の強化に働きます。ビタミンEが豊富なごま油で揚げることでビタミンEの摂取量が高まり、不飽和脂肪酸の酸化が予防されて動脈硬化の予防が期待できます。

赤飯

赤飯

出雲から神様が帰ってくるこの日には、お赤飯を炊き、お神酒を一緒に添えて神様をお迎えします。お赤飯はもち米と小豆で炊くごはん。この米と豆の食べ合わせは、米に少ない必須アミノ酸のリジンを豆が補い、豆に少ない必須アミノ酸のメチオニンを米が補うという理想的な食べ合わせです。また、小豆のビタミンB群・食物繊維・ポリフェノールが疲れを癒して体内をスッキリさせてくれます。よく煎ったごまをたっぷりかけてください。ごまの脂質が老化防止に有効に働きます。

牛肉+ごぼう+かぼちゃ

牛肉+ごぼう+かぼちゃ

栄養価の高い牛肉の脂質をごぼうの食物繊維がからめ取り、かぼちゃのβ―カロテンは肺がん予防に働きます。体力がつき免疫力が強化される一品です。

鮭・かぶ・にんじんの雑煮

鮭・かぶ・にんじんの雑煮

鮭もかぶもともに胃腸を温め、体力を強化する食材で、さらに抗がん物質を含有しています。にんじんのβ―カロテンがプラスされ、がん予防効果が高まります。

豚そぼろの卵かけごはん

豚そぼろの卵かけごはん

卵のたんぱく質は必須アミノ酸のすべてを含んでおり、アミノ酸スコア満点の食材です。特に穀類に少ない必須アミノ酸のメチオニンが多く含まれているため、ごはんと一緒に取るとアミノ酸組成がより一層高まる食べ合わせになります。豚ひき肉としょうがをプラスすることでビタミンB1の吸収が高まり、疲労回復や倦怠感が予防され、体力強化が期待できます。

さつまいもパスタ

さつまいもパスタ

さつまいものビタミンC含有量は野菜の中ではトップクラス。さらに加熱に強いすぐれものです。エネルギー源となる糖質を豊富に含んでおり、ベーコンのたんぱく質や脂質が加わることで、体力強化に働きます。アスパラガスをプラスしてカロテンや食物繊維を補い、粘膜強化や腸内環境を整えます。にんにくの抗酸化力が細胞の酸化を予防して免疫力強化に働きます。