飫肥天(おびてん)

血栓を予防し、老化防止にも有効
飫肥天(おびてん)
30
99
0.2
木の葉形1個分

材料

(木の葉形9個分)
アジ・サバ(2種類の魚を使う)合わせて200g
豆腐1/2丁(164g)
A味噌大さじ1/2
砂糖小さじ1
しょう油小さじ1/2
揚げ油適量
しょうが醤油適量

効能

血栓予防、健脳、老化防止

作り方

① アジとサバは三枚におろし、腹骨と皮を取り、包丁で身を刻んでからすり鉢でなめらかになるまでする。
② 豆腐は水気をよく搾り、①に加えよくすり混ぜる。
③ ②にAを加えて混ぜ合わせ、小判形(あるいは木の葉形)にまとめ、中温の油でこんがり揚げる。
④ 器に盛り、しょうが醤油を添える。

解説

宮崎県の飫肥地区に古くから伝わる郷土料理です。アジ、サバ、イワシ、トビウオなどの近海ものの魚のすり身を2種類組み合わせ、豆腐と砂糖を加えて作るのが日南飫肥に伝わる飫肥天の特徴です。さつま揚げによく似ており、大分地方でも古くから作られており、揚げ立てをしょうが醤油で食します。

コメント

アジとサバはともに良質な多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含んでいる青魚です。EPAは血を固まりにくくして血管を丈夫にし、血栓予防に働きます。DHAは脳の働きを活発にします。また、豊富に含まれるタウリンにはコレステロールを低下させインスリンの合成や機能を高める働きがあり、動脈硬化や糖尿病の予防に有効です。豆腐と味噌のビタミンEやレシチンが脳の活性化をさらに高め、老化防止に働きます。
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