衣笠丼

新陳代謝が活発になる
衣笠丼
15
702
2.1
1人分

材料

(1人分)
油揚げ1枚
青ねぎ1本
1個
ごはんどんぶり軽く1杯分
粉山椒適量
A大さじ1
しょう油小さじ2
みりん小さじ2
だし汁80CC

効能

体力強化、健脳、新陳代謝

作り方

① 油揚げは幅1cm、長さ5cmに切る。
② 青ねぎは斜め切りにする。
③ 卵はよく溶く。
④ 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら油揚げとねぎを入れ煮る。
⑤ 火が通ったらよく溶いた卵液を流し入れ、半熟状にする。
⑥ 丼にごはんを盛り、⑤をかけ、粉山椒を添える。

解説

油揚げとねぎを卵で閉じて作る衣笠丼は、京都で生まれた京都ならではの丼です。衣笠山は、第59代宇多天皇が真夏に雪景色の衣笠山を見たいと望み衣笠山に白絹をかけたという故事から、別名「絹かけ山」とも呼ばれています。卵で閉じた丼の姿が白絹をかけた衣笠山の姿に似ていることから、衣笠丼と呼ばれるようになったと伝えられています。同様の料理を大阪では「キツネ丼」と呼び、油揚げの代わりにかまぼこで作られる丼は「木の葉丼」と呼ばれています。

コメント

油揚げは豆腐を薄く切って油で揚げたもので、豆腐同様にアミノ酸組成に優れたたんぱく質と良質な脂質を持った食品です。脂質はリノール酸などの不飽和脂肪酸で、豆腐よりも多く含まれ、血中コレステロール低下に働きます。ねぎはカロテン・ビタミンC・カルシウム・カリウムなどを豊富に含み、特有の辛味は硫化アリルの一種のアリシンで、血行をよくして体を温める働きを持っています。鶏卵のたんぱく質は必須アミノ酸をすべて含む理想的な組成で、特に肝機能障害や増毛に効果のあるメチオニンを多く含んでいます。油揚げ・青ねぎ・卵を一緒に取ると、体全体が健康になり、記憶力や知能が向上し、新陳代謝が活発になる食べ合わせになります。
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